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2022.03.16

選手情報

トップ100に11選手、アメリカの若き才能がATPツアーを席巻中

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右から時計回りにオペルカ、ティアフォー、コルダ、フリッツ

トップ100に11名、うち20代は10選手という状況

今、ATPのトップ100ランキングで最も多い国はどこか? 実はアメリカが最多11人ランクさせている。興味深いのは、その11選手のうち、30代はジョン・イズナー(世界ランク23位/36歳)だけということ。まだまだ未来がある20代の選手10名がトップ100にいるという状況なのだ。

【動画】ズベレフを破ったポール&チチパスを破ったブルックスビーのハイライトをチェック

【表】アメリカ人選手トップ100一覧

現在、アメリカ人でトップに立っているのはライリー・オペルカ(同17位)である。211cmと長身のオペルカの武器は、自身でも「サーブボット(サーブを打つロボット)」と冗談を言うとおりビッグサーブ。最速時速230キロというファーストサーブはもちろんだが、リターナーの頭近くまで跳ねるスピンサーブもやっかいだ。

オペルカと同じ24歳の選手はトップ100に、テイラー・フリッツ(同20位)、フランシス・ティアフォー(同24位)、トミー・ポール(同39位)、マキシム・クレッシー(同72位)。そのうえ、21歳のセバスチャン・コルダ(同38位/21歳)、昨季のATP新人賞を獲得したジェンソン・ブルックスビー(同43位/21歳)、ブランドン・ナカシマ(同80位/20歳) と年下の有力選手がそろっているのだからすごい。

現在開催中の「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ATPマスターズ1000)では、ポールが第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同3位)を、ブルックスビーが第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ/同5位)を倒すという番狂わせも起こしている。ちなみに、ベスト16には、そのブルックスビーやオペルカ、フリッツ、イズナーの4人が残っている。

チチパスを倒したブルックスビーは、今大会のアメリカ人選手の活躍について、「一部の選手は、アメリカ人選手の勢いに乗っかっていると思う。見ていて気分が良いものだよ。ただ、僕に限っていえば、人の活躍はあまり気にしてないよ」と語っている。そのブルックスビーについて、フリッツは「彼は多くの人の意表をつくのがうまい。そして競争心も旺盛だ」と高いモチベーションを持っていると称えている。

なぜ、アメリカ人選手がこれほどまでに実力を上げてきているのか? 2015年からUSTA(アメリカテニス協会)の選手育成担当を務めるマーティン・ブラックマンGMは、『USAトゥデイ』の取材に対して、「私たちは多くの間違いを犯してきた。その過程で改善し進化させなければならないことがたくさんあった。しかし、それが実を結んできていると思う」と語っている。

アメリカ人選手といえば、1980年代にはジョン・マッケンロー、ジミー・コナーズが活躍。1990年代にはピート・サンプラス、アンドレ・アガシ、ジム・クーリエといった選手の活躍が思い起こされる。特に1992年からの4年間では、グランドスラム16大会中12大会でアメリカ人選手が優勝とテニス界を牛耳っていた。

再びアメリカの栄華が訪れるのか? 若い才能が数多くいるアメリカ人選手の動向に注目である。

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