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2022.04.19

選手情報

ジョコビッチ、母国ファンからの声援で全仏オープンへ弾みつける「僕の帆に風を吹かせてくれる」[セルビア・オープン]

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ジョコビッチ、今季3大会目は母国ファンの前でプレー

現地4月18日、「セルビア・オープン」(セルビア・ベオグラード/ATP250)に第1シードとして出場する世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、大会前の記者会見に出席。全仏オープンに向けて、「僕の帆に風を吹かせてくれる」と母国ファンからの声援を期待した。

【画像】第1シードにジョコビッチ、ダニエル太郎も予選を突破「セルビア・オープン」シングルス組み合わせ

クレーコート・シーズン初戦として戦った「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」(モナコ・モンテカルロ/ATPマスターズ1000)では、初戦でアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナ(スペイン/同27位)に敗戦を喫したジョコビッチ。今季2大会目ということもあるが、最終セットではエンジンがストップし、4年ぶりに初戦敗退となった。

もちろんジョコビッチも理解しており、「クレーコートは、僕らのスポーツの中で最もプレーしにくいサーフェスなんだ。モンテカルロ大会は、まだ十分な準備ができていなかったし、それは始まる前からわかっていた」とコメント。今大会ではモンテカルロよりも試合数をこなたいとし、「スタンドからの応援と、いい雰囲気を期待しているよ。それは僕の帆に風を吹かせてくれるからね」と母国ファンの前でのプレーを楽しみにした。

今大会は、ジョコビッチが保有するノバク・テニス・センターで行われ、大会ディレクターは弟のジョルジェ・ジョコビッチ氏が務めている。母国セルビアで唯一の男子大会ということも出場の理由の一つだ。だが、ジョコビッチはそれだけではないという。

「僕の最も良かったキャリアと過去に経験した最高のシーズンは、2011年にベオグラードの観客の前で行ったデビスカップでの勝利の結果としてもたらされたもの。地元のテニスファンは僕自身や他の選手たちが励ましや後押しを必要としている瞬間をどういうわけかいつも見極めているんだ。昨年のローランギャロスの前に行われた大会では、まさしくそのようなことがあった」

これまでジョコビッチは、全仏オープンの前週に大会に出場してこなかったが、昨年は直前の2大会目で優勝。ファンからの後押しを受け、勢いに乗って全仏オープンも制すことができたという。「ローランギャロスは、クレーコートの真骨頂ともいえる大会で、僕はすでに気持ちは向かっているよ。準備の面でもできる限りの準備をして臨めるようにしている」と、万全の状態にするために重要な大会の一つだと考えているようだ。

「セルビア・オープン」後は、「ムチュア・マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/ATPマスターズ1000)と「BNLイタリア国際」(イタリア・ローマ/ATPマスターズ1000)を予定しているとも述べたジョコビッチ。クレーコート初戦のモンテカルロ大会では厳しい敗戦となったが、母国ファンの声援を受け、全仏オープンへ大きな弾みをつけることができるだろうか。

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