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2022.05.13

選手情報

ジョコビッチ、16年連続の8強入り! 怪我から復帰のワウリンカに「望ましいレベルに戻ることを願う」とエール[BNLイタリア国際]

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Photo by Getty Images

ジョコビッチ、約2年8ヵ月ぶりの対戦となったワウリンカに快勝

現地5月12日、「BNLイタリア国際」(イタリア・ローマ/ATPマスターズ1000)シングルス3回戦が行われ、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク1位)は、26度目の対戦となったスタン・ワウリンカ(スイス/同361位)を6-2、6-2で下し、16年連続でベスト8入り。試合後には、左足の怪我で1年以上ツアーから離れていたワウリンカに「望ましいレベルに戻ってくることを願っている」とエールを送った。

【動画】ジョコビッチ、約2年8ヵ月ぶりの対戦となったワウリンカに快勝! マッチハイライト

2019年のUSオープン4回戦以来、約2年8ヵ月ぶりの対戦となったジョコビッチとワウリンカ。両者の対戦成績では、19勝6敗でジョコビッチが勝ち越している。

試合は、1ポイント目でワウリンカが華麗なフォアハンドのダウン・ザ・ラインを決めてスタートする。しかし、ジョコビッチがワウリンカの今の状態を確かめるように左右に振ると、ワウリンカは体勢が崩れ、ボールをコートに収めることができない。

第1ゲームをダブルフォールトでブレークを許したワウリンカは、第7ゲームでもサービスゲームを破られ、ジョコビッチが6-2でセットを先取する。

続く第2セットでも高い守備力を見せたジョコビッチが第1ゲームでブレークすると、ワウリンカは第2、第4ゲームとチャンスを手にするもあと1本が奪えず。第5ゲームでジョコビッチが2度目のブレークでリードを広げると、第6ゲームでワウリンカが初めてブレークに成功。1つ返したものの、直後の第7ゲームでジョコビッチが3度目のブレークをして万事休す。ジョコビッチが、2007年の初出場から16年連続でベスト8入りを決めた。

試合後、ジョコビッチは「まず、スタンのような偉大なチャンピオンが戻ってきて、(今大会で)2勝したことは素晴らしい。この10年間、彼がこのスポーツにとっていかに重要な存在であるかは誰もが知っている。3つのグランドスラムを制し、長年トップ5、10にいたのだから」と盟友とも呼べる男の復活を喜んだ。

その上で、「手術や怪我がどれだけ大変だったかは本人しかわからない。もちろんコートでは、彼がベストの時よりも動きが鈍くなっていると思う。チームでベストなコンディションになるよう最善を尽くしているのだろうが、それには時間がかかるだろう。試合と練習では全く別物なのだから」と、まだ以前の状態には戻っていないだろうと指摘。

前日にワウリンカが「まだ自分が望むような位置にいない。試合、練習が必要」と語ったように、試合のための練習を積み上げていくしかないとし、「スタンが望ましいレベルに戻ってくることを願っているよ」とエールを送った。

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