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2022.05.24

選手情報

ナダル、足の不安を感じさせず快勝で初戦突破! 全仏14度目のタイトルへ[全仏オープン]

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Photo by Getty Images

ナダル、軽快なフットワークを見せて初戦突破

現地5月23日、「全仏オープン」2日目、男子シングルス1回戦、史上最多13度の優勝を誇る第5シード、ラファエル・ナダル(スペイン/同5位)がジョーダン・トンプソン(オーストラリア/同82位)と対戦。6-2、6-2、6-2と足の不安を感じさせず、快勝で2回戦に駒を進めた。

【動画】ナダル、トンプソンとの白熱した32本のラリーをフォアハンドウィナーで決める&マッチハイライト

前週、「BNLイタリア国際」(イタリア・ローマ/ATPマスターズ1000)では、シングルス3回戦でデニス・シャポバロフ(カナダ/同15位)に逆転負けを喫したナダル。第3セットでは、左足を引きずりながらプレーする姿を見せ、試合後には「足の怪我は治らないから痛みをコントロールしてプレーする方法を見つけなければならない」とコメントしている。

ナダルは、これまで初出場となった2005年から4連覇(2005~2008年)、5連覇(2010~2014年)、4連覇(2017~2020年)と計13度の優勝を果たし、105勝3敗(試合前の棄権は含めず)と圧倒的な強さを全仏オープンで見せてきた。

だが、5セットマッチとなるグランドスラムで、足の状態はどうなのか。そのフットワークも注目された試合となった。

試合は、トンプソンのサービスからスタート。互いに最初のサービスゲームをキープして迎えた第3ゲーム、ナダルがブレークポイントを握り、チャンスを得るとドロップショットでトンプソンを揺さぶり、その返球をボレーでオープンコートへ。しっかりラリーを組み立て、トンプソンのサービスゲームを破った。

その後も足の不安を感じさせない動きで、ボールに追いつくと、力強いショットを放っていくナダル。第5ゲームでリードを広げると、6-2で第1セットを先取し、続く第2セットもストローク戦でトンプソンを左右に振り、攻撃の手を緩めず。4-1で迎えた第6ゲームでこの日初めてサービスゲームを破られたが、直後に3度目のブレークに成功し、第2セットも6-2で奪った。

第3セットでもトンプソンにプレッシャーをかけ続け、第5、第7ゲームでブレークして6-2。完勝で2回戦進出を果たした。

勝利したナダルは、2回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場しているコランタン・ムーテ(フランス/同139位)と対戦する。ムーテは、1回戦で2015年大会覇者のスタン・ワウリンカ(スイス/同264位)を2-6、6-3、7-6(2)、6-3で破っている。


■全仏オープン2022
日程/2022年5月22日(日)〜6月5日(日)
開催地/フランス・パリ:ローランギャロス
賞金総額/4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金/220万ユーロ(約3億円)
サーフェス/クレーコート

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