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2022.05.28

選手情報

オジェ・アリアシム、全仏で初の3回戦進出。拮抗した展開の中、クライノビッチにストレート勝利[全仏オープン]

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拮抗した試合を制したのは、オジェ・アリアシム

5月27日、「全仏オープン」男子シングルス3回戦、第9シードのフィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/世界ランク9位)はフィリップ・クライノビッチ(セルビア/同55位)と対戦。互いに素晴らしいプレーを展開し、見応えある試合となったが、オジェ・アリアシムが7-6(3)、7-6(2)、7-5で勝利。同大会で初の3回戦進出を決めた。

【動画】“絶妙!!”オジェ・アリアシムが見せたドロップ返しのドロップ返し

第1セット、オジェ・アリアシムは自慢のサーブで相手を崩していってキープ。一方、クライノビッチは見事なプレースメントで左右にショットを散らし、絶妙なドロップショットも見せるなど、揺さぶりをかけてキープを続け、見応えある攻防となる。互いにブレークポイントを与えず、両者一歩も引かぬまま、タイブレークに突入する。

3ポイント目、オジェ・アリアシムにミニブレークを奪われたクライノビッチ。3-4で迎えたオジェ・アリアシムのサーブでは、ラリーで組み立てていくと、早いタイミングで両手バックをダウン・ザ・ラインに強打。オジェ・アリアシムも動けない、見事なタイミングだったが、これがわずかにサイドアウトし取りこぼすと、3-6とセットポイントを握られたところで、ダブルフォールト。第1セットは7-6(3)でオジェ・アリアシムが奪う。

第2セットも素晴らしい攻防を展開。キープが続いていく。先にチャンスを握ったのはオジェ・アリアシム。第5ゲームでブレークチャンスを作ったが、ここではあと1本が奪えず。すると、ロングゲームとなった第7ゲームで再びブレークポイントを迎えると、ネットに出てきたクライノビッチに、体勢を崩しながらパッシングショット。これがクロスにきっちり決まってブレークに成功する。
リードを保って5-4で迎えたオジェ・アリアシムのサービング・フォー・ザ・セットだったが、この土壇場でクライノビッチがブレークバック。このセットもタイブレーク勝負となるが、先にオジェ・アリアシムがミニブレークを奪って7-6(2)。セットを連取する。

あとがなくなったクライノビッチだが、集中力を保ってプレー。すると、第3ゲームで15-40とチャンスが巡ってくると、オジェ・アリアシムがダブルフォールト。初めて先にブレークする。第4、第6ゲームと淡々とキープしていったクライノビッチ。しかし、第8ゲームで0-40とピンチに。なんとかデュースまで持って行ったものの、ロングゲームとなり、15ポイント目、クライノビッチのショットがネットしてブレークバックを許す。

イーブンに戻したオジェ・アリアシムは、6-5で迎えたリターンゲームで、マッチポイントとなるブレークチャンスを迎えると、クライノビッチのショットがアウトとなって万事休す。素晴らしい熱戦となったが、オジェ・アリアシムがストレート勝利で初の3回戦進出を決めた。

続く4回戦、オジェ・アリアシムは第5シード、ラファエル・ナダル(スペイン/同5位)と対戦する(過去0勝1敗)。



■全仏オープン2022
日程/2022年5月22日(日)〜6月5日(日)
開催地/フランス・パリ:ローランギャロス
賞金総額/4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金/220万ユーロ(約3億円)
サーフェス/クレーコート

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