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2022.06.03

選手情報

国枝慎吾、4年ぶり8度目のタイトルに王手! 若手のホープ、小田凱人に快勝で決勝進出[全仏オープン車いすテニス]

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38歳の国枝慎吾が16歳の小田凱人にストレート勝ち

6月2日、「全仏オープン」車いすテニス男子シングルス準決勝が行われ、第2シードの国枝慎吾(ユニクロ/世界ランク2位)と16歳の小田凱人(東海理化/同9位)が対戦。国枝が6-2、6-1で小田を下して、2年連続の決勝進出。2018年大会以来、4年ぶり8度目のタイトル獲得にあと1勝とした。

【画像】11度目の決勝進出を喜んだ国枝慎吾のツイート

これまでグランドスラム通算47度の優勝を誇る車いすテニス界のレジェンド、国枝と史上最年少でジュニア世界ランク1位に輝いた16歳のホープである小田。今年1月の初対戦では7-6(2)、7-6(1)で国枝が勝利している。

第1セット、互いに最初のサービスゲームをテンポ良くキープする。だが、第3ゲームで速いテンポで攻撃する小田をうまくかわした国枝。ブレークに成功してリードを奪うと、直後のサービスゲームでのピンチをしのいで流れを作る。百戦錬磨の国枝を相手にプレッシャーを受ける小田は、第5ゲームでもダブルフォールトが重なりサービスゲームを落とし、国枝が6-2で第1セットを先取した。

セット間にトイレットブレークを取り、気分を入れ替えた小田。盛り返したい第2セットだったが、第1ゲームで出はなをくじかれる。国枝の正確なストロークを前にポイントを失った小田は、2ポイント連続でダブルフォールト。国枝が第1セットに続いて先にリードを奪うと、その後もミスが増えた小田から第3、第7ゲームとブレークして6-1で完勝。2年連続11度目の決勝進出、4年ぶり8度目のタイトル獲得へ王手をかけた。

決勝で国枝は、ダブルスのパートナーでもある第3シードのグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン/同3位)と対戦。フェルナンデスは準決勝で第1シードのアルフィー・ヒュウェット(イギリス/同1位)を6-1、6-1で下している。


■全仏オープン2022
日程/2022年5月22日(日)〜6月5日(日)
開催地/フランス・パリ:ローランギャロス
賞金総額/4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金/220万ユーロ(約3億円)
サーフェス/クレーコート

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma