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2022.06.17

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「誰もがウィンブルドンをプレーすべきなんだ」キリオスが主張[テラ・ウォルトマン・オープン]

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写真提供:ゲッティ イメージズ

セリーナがプレーするのは「素晴らしい例だと思う」とキリオス

現地6月15日、ATP500「テラ・ウォルトマン・オープン」(ドイツ・ハレ)シングルス2回戦、ワイルドカード(主催者推薦)で出場のニック・キリオス(オーストラリア/世界ランク65位)は、第2シードのステファノス・チチパス(ギリシャ/同6位)に5-7、6-2、6-4で勝利。その試合後、「できることなら、誰もがウィンブルドンをプレーすべきなんだ」と主張した。

【動画】キリオス対チチパス2回戦マッチハイライト

「数少ない芝の大会で、世界のベストプレーヤーと戦えることは、本当にうれしいこと。ステフもベストプレーヤーの一人。ベスト8入りできたことは素晴らしい」と記者会見で勝利の喜びを語ったキリオス。

その後、「ロジャー・フェデラー(スイス/同68位)、ラファ・ナダル(スペイン/同4位)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/同3位)、レブロン・ジェームズ(NBA)、セリーナ・ウイリアムズ(女子同1208位)、彼らはとても貴重なアスリートで素晴らしい存在だ。プレーを続けるかぎり、僕たちは楽しむことができる。彼女(セリーナ)が世界最大の大会でプレーするのを見られるのは素晴らしいことだよ」とウィンブルドンにワイルドカードで出場するウイリアイムズに話が及ぶ。

続けて「彼女は、ポイントがないからプレーしない選手がいる中で素晴らしい例だと思う。子供の頃、誰もがウィンブルドンでプレーし、勝ちたいと思ったはず。テニスを知っている人ならどんな大会かを知っているし、知らない人ですらウィンブルドンは知っているだろう。だから、できることなら、誰もがウィンブルドンをプレーすべきなんだ」と主張した。

今年のウィンブルドンは、センターコート設立100年を迎える記念すべき大会となるが、ロシア人選手、ベラルーシ人選手がエントリー禁止を決定。それを受けて、ATP、WTAがポイントを付与しないと発表している。

全仏オープンで、大坂なおみ(フリー/女子同43位)は「ポイントがなければエキジビションのように感じてしまう。そうではないとわかっているんだけど、頭ではそう感じてしまうの。100%で試合に臨めない」「現状では出場しない方向に(気持ちは)傾いている」とも語っているが、出場するかどうかを検討している選手も少なくないと言われている。


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