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2022.09.12

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上地結衣、“絶対女王”デグロートからセット奪うも逆転で敗れ、5年ぶりの優勝ならず[USオープン]

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上地結衣、逆転で敗れ5年ぶりのUSオープン制覇ならず

現地9月11日、USオープン車いすテニス女子シングルス決勝が行われ、第2シードの上地結衣(三井住友銀行/世界ランク2位)は、第1シードのディーデ・デグロート(オランダ/同1位)と対戦し、6-3、1-6、1-6の逆転で敗れ、同大会5年ぶりの優勝とはならなかった。

【動画】上地結衣、世界1位デグロートからセット奪うも逆転で準優勝 マッチハイライト

2014年、2017年大会で優勝経験のある上地は、今大会でも順調に勝利を重ね、8大会連続となるUSオープン決勝に進出。しかし、4年連続でタイトル獲得を阻んでいるのが、“絶対女王”のデグロートだ。

デグロートは、2021年全豪オープンからグランドスラム7大会連続優勝と東京オリンピック金メダルを獲得するなどタイトルを総なめ。約1年7ヵ月にわたって負けなしの64連勝中と、大会5連覇と2年連続の年間グランドスラムを狙う。

対戦成績は、上地の15勝31敗と分が悪く、13連敗中のタフな相手となった。

試合の主導権を握ったのは上地。第1ゲームでのブレークチャンスこそものにできなかったが、攻め急ぐことなくしっかりラリーを組み立ててポイントを先行。第3、第5ゲームとサーブの精度が上がらないデグロートからブレークに成功し、4-1とリードを広げると、このリードを守り切って6-3でセットを奪う。

第2セット第1ゲームでブレークを許した上地は、第2ゲームで40-0から粘りを見せて、7度のデュースの末に2本のブレークポイントをものにできずキープされてしまう。

その後、サーブが不安定なものの、徐々にストロークの精度が上がったデグロートを相手に、サービスをキープすることができない上地。第2セットを1-6で落とすと、最終セットも1-0から6ゲームを奪われて、逆転で敗れた。


■USオープン2022
・大会日程/2022年8月29日(月)〜9月11日(日)
・開催地/USTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センター(時差13時間)
・賞金総額/6,010万ドル(81億7,390万円)
・男女シングルス優勝賞金/260万ドル(3億5,360万円)
・サーフェス/ハードコート(レイコールド)
・使用球/[男子]ウイルソン「USオープン・エキストラ・デューティ」、[女子]ウイルソン「USオープン・レギュラー・デューティ」

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma