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2022.10.13

大会情報

〈楽天ジャパンオープン2022観戦記〉キリオスに「アイ・ラブ・ユー」の声も! 素晴らしかった日本における唯一のATPトーナメント

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Photo by Takeo Tanuma

素晴らしい大会だった「楽天ジャパンオープン」
観戦して気になったことを紹介

3年ぶりの開催となった「楽天ジャパンオープン」。日本にいながらトッププロのプレーが見られるということで、連日多くの観客が集まった。今回はノルウェーのキャスパー・ルード(世界ランキング3位)やオーストラリアのニック・キリオス(同21位)、アメリカのテイラー・フリッツ(同8位)など人気の選手が来日。日本からは残念ながら錦織圭(ユニクロ/同759位)は不参加となったものの、前週に行われた「ユージン韓国オープン」(韓国・ソウル/ATP250)で優勝したばかりの西岡良仁(ミキハウス/同41位)や内山靖崇(積水化学工業/同319位)、車いす部門では世界ランク2位の国枝慎吾(ユニクロ)や16歳の小田凱人(東海理化/同5位)らが参戦した。

【SNS】ポケモンセンタートウキョーDXを訪れたことを投稿しているキリオス

気温差10度以上!! 開催期間中の大きな気温の変化

大会期間中ある日は28度、ある日は12度と大きな気温の変化に見舞われた今大会。選手にとってもなかなか調節が難しかったことだろう。一気に気温が下がった日はまだ半袖・半ズボンという服装の観客もおり、現地でフーディーを調達している人を見かけた。

日本における気温の変化は、アメリカのフロリダやスペインなど気候のいい地域でトレーニングを積んできた選手たちにとって調整が難しかったことだろう。

ジュニア時代に日本の大会に出場したトップ選手たちが来日

ルードやフリッツ、キリオスらはジュニア時代に大阪で行われるジュニアの国際大会「世界スーパージュニア」に参戦した経験がある。キリオスは2012年に、今大会にも出場した内田海智(富士薬品/同163位)との決勝戦に勝って、優勝した。また、フリッツは2014年大会で、ルードは2015年大会で優勝している。

ちなみに今年の「世界スーパージュニア」の本戦は、「楽天ジャパンオープン」決勝の翌日である10月10日から開催されている。今回も未来のスターたちが素晴らしい試合を見せてくれることだろう。

一番人気はやっぱりあの選手!? 彼女にも写真撮影の列が!



今大会の前週に行われた「ユージン韓国オープン」で優勝した西岡の試合は、大変盛り上がっていた。セットカウント1-1となった第3セット、1-5と相手に大きくリードされてしまった場面においても、西岡は積極的に前に出るプレーで観客を沸かせた。西岡はYouTuberとしても活躍しており、トッププレーヤーとしてテニスのエンターテイメント的な要素についても認識しているようだ。

また、なんといっても会場が盛り上がるのがキリオスの試合。キリオスがイライラして叫ぶと会場がより盛り上がる、という構図は非常に興味深い。試合中、キリオスに対して「アイ・ラブ・ユー!」と叫ぶファンもおり、ほかの選手の試合では見られないような雰囲気をつくり上げていた。

キリオスと共に世界中のトーナメントに同行しているガールフレンドもすでに超有名人なようで、試合前には彼女の横に一緒に写真を撮るための列ができていた。


下のブロックの上から2列目に座る黒髪の女性がキリオスの彼女


キリオスのほかにも、デニス・シャポバロフ(カナダ/同20位)の試合では、試合前のウォーミングアップの時からシャポバロフの写真を近くで撮影しようとする観客が多く集まっていた。また、ダニエル・エバンズ(イギリス/同25位)の試合では、「レッツ・ゴー・ダニエル・レッツゴー」と定番の応援コールがかかり、選手の士気を高めていた。

雨でコート変更…インドアコートは無観客

雨に見舞われた数日間、アウトドアコートである楽天モバイルアリーナで予定されていた試合は室内コートでの開催となった。また、車いすの試合は10月6日まですべて室内コートにスケジュールされており、筆者のように小田の試合を目当てにチケットを購入した場合、少々残念な事態となった。

とはいえ、有明コロシアムでは雨の影響を受けずにスムーズに試合が進んだ。試合と試合の間隔も非常によく管理されている印象で、観客が長い間待たずに済むよう十分に計画されていると感じた。

解説者兼インタビュワーとして松岡修造氏も有明コロシアムを訪れ、大会を大いに盛り上げていた。


エバンズとの素晴らしい試合に勝利したミオミール・ケマノビッチ(セルビア/同32位)にインタビューする松岡修造氏(写真右)

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