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2022.10.21

選手情報

ティエム、世界28位を下して2週連続で8強入り! 準々決勝で世界11位フルカチュと対戦「もう一歩先に進みたい」[ヨーロピアン・オープン]

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ティエム、フルセットマッチを制して今季5度目の8強

現地10月20日、「ヨーロピアン・オープン」(ベルギー・アントワープ/ATP250)シングルス2回戦が行われ、ドミニク・ティエム(オーストリア/世界ランク132位)が、第6シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン/同28位)を6-1、1-6、7-5で下し、2週連続でベスト8入りを果たした。

【動画】ティエム、バックハンド一閃! 豪快なパッシングショット&マッチハイライト

今大会の1回戦でワイルドカード(主催者推薦)のミカエル・ゲールツ(ベルギー/同162位)を6-4、6-0で下したティエム。2回戦では、前週のATP250ヒホン大会準々決勝で対戦し6-4、6-3で勝利しているセルンドロと2週続けての対戦となった。

第1セットをセルンドロにブレークポイントを握らせることなく6-1で奪ったティエムだったが、第2セットは盛り返されて1-6。最終セットも先にブレークされる苦しい展開となる。

しかし、第8ゲームで先に左右に動かされるも粘りのテニスを見せて、ラブゲームでブレークし追いつくと、終盤の第12ゲームではセルンドロのバックハンドにボールを集めてミスを誘って2度目のブレークに成功。フルセットの試合を制した。

「2週続けて対戦するのは、いつも難しいし面白いね。不思議な感じだったけど、第1セットは6-1ととてもいいプレーができた。でも、彼が素晴らしい選手であることは知っている。第2セットはスタートが悪く、彼がネットに出てきたんだ。第3セットは五分五分の戦いだった。先にブレークされたけど、幸運にもすぐにブレークバックしできたよ。とても激しく、白熱した試合だった」と、オンコートインタビューでティエムは試合を振り返った。

これで今季5度目のツアー8強入り。昨年6月に起きた右手首の怪我の影響でツアーから離れ、今年6月には352位までランキングを落としていたが、着実に成績を残してATPライブランキングでは125位にまで戻してきた。

そして次戦では、過去0勝3敗の第1シード、フベルト・フルカチュ(ポーランド/同11位)と対戦。「彼はこの2年、特にインドアでは世界最高のプレーヤーだ。信じられないようなサーブを放ち、3~4週間前にはフランス・メスで対戦したばかりで簡単にやられてしまった。明日は、彼をもっと苦戦させて、もう一歩先に進めるようにしたい」と、もう一つ山を越えたいとした。

試合は、21日のセンターコート第2試合(日本時間21時以降)に組まれている。

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