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2022.12.01

ジュニア選手

〈柳川高校・変化を恐れない名門1〉16年ぶり総体優勝への流れをつくったのは、直前に組むことが決まったダブルスペア【テニス強豪校紹介】

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16年ぶりにインターハイで優勝した
名門・柳川高校の強さの秘密に迫る

7月28~30日の日程で高知県高知市において行われた今年のインターハイ(令和4年度全国高等学校総合体育大会テニス競技[高知インターハイ])。そのうちシングルス2本+ダブルス1本の計3本で争う団体戦(男子)で優勝したのが名門・柳川高等学校(福岡)で、実に16年ぶりの優勝となった。

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振り返れば16年前の2006年は、柳川にとって第二の黄金期だった。最初の黄金期は1967~1980年にかけて14連覇した時で、その後連覇は何度か達成しているが3連覇したのは2004~2006年のみ。

2006年当時、柳川の絶対的エースは2年生の片山翔(現・伊予銀行)。長尾谷(大阪)との決勝戦は、シングルス2は柳川、ダブルスは長尾谷が取り、勝負の行方は片山と伊藤竜馬(現・橋本総業HD)のシングルス1にかかることとなった。そして第1セットを6-3で伊藤が、第2セットを7-5で片山が取って迎えた最終セット、6-3で制したのが片山だった。片山はその後に行われた個人戦シングルス決勝戦でも伊藤を破り優勝。ちなみに片山は翌年もシングルスで優勝し連覇を達成しているが、インターハイ個人戦シングルスで連覇したのは柳川OBの二本松一以来27年ぶりだった。

当時も今も柳川を率いる本田健児監督は、「あの時は片山というエースがいたことが柳川にとっては大きく、逆に相手にとっては“最後に片山が控えている”という目に見えないプレッシャーがあったと思います」と言う。その点では、今年春の全国選抜高校テニス大会個人戦で優勝した森田皐介がシングルス1に控えているのは好材料だったが、問題はあと1本をどこで取るか。実は柳川、インターハイ前に行われた全九州大会決勝戦で大分舞鶴(大分)に敗れており、その時はシングルス2とダブルスが敗れたことで、シングルス1森田のゲームは試合途中で打ち切りとなっていた。

団体戦でカギを握るのはダブルスだ。最初に入るダブルスで勝利すれば大きなアドバンテージとなるだけでなく(試合順はダブルス→シングルス1→シングルス2)、シングルスと違い2人で戦うダブルスで勝利すればチームはより勢いに乗ることができる。それは本田監督も百も承知だったが、苦心したのは固定ペアが決まらないこと。事実、全九州大会では1~2回戦は中島稀里琥/森岩新ペアで挑んだが、2回戦でこのペアが佐土原(宮崎)に敗れたことで、準決勝と決勝は中島/福原聡馬ペアに変更。しかし前述したように中島/福原ペアも決勝で大分舞鶴に敗退。これを受けて、本田監督の悩みはさらに深くなる。



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