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2023.01.05

選手情報

ジョコビッチ、アメリカ開催のATPマスターズ1000の2大会を今年も欠場か。入国でワクチン接種証明の義務継続

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Photo by Getty Images

ジョコビッチ、今年もアメリカの入国にハードル。マスターズ大会を欠場の可能性

世界ランク5位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、アメリカが外国人観光客の入国に対し、新型コロナウイルスのワクチン接種証明義務を4月10日まで延長したため、今年もATPマスターズ1000の2大会に欠場する可能性が出てきた。

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アメリカは、外国人観光客の入国にあたり、新型コロナウイルスのワクチン接種証明を義務付けており、これを4月10日まで延長。そのため、このままルールが緩和されない限り、ジョコビッチは3月6日から開催される「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ)と、同月20日から開催の「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ)のATPマスターズ1000の2大会に出場できない可能性がある。

昨シーズン、ジョコビッチは全豪オープン出場のためにオーストラリアに入国しようとしたものの、ビザが取り消されて国外退去処分に。さらに、ワクチン接種証明が必要とされるアメリカとカナダにも入国できず、USオープンをはじめ、ATPマスターズ1000を4大会を欠場した。それに伴い、ランキングポイントも減少し、世界ランク5位へと下降している。

昨年2月には、イギリス・BBCのインタビューで決してワクチンに否定的ではないものの、「アスリートとして、摂取するものには細心の注意を払っている。食べ物、サプリメント、水、スポーツドリンク、燃料として体内に入るものすべてを常に慎重に検討し、評価してきている。入手したすべての情報を鑑みて、私はワクチンを接種しないことにしたんだ」と、接種しないことを決断したジョコビッチ。出場できる大会が限られたことで、シーズン序盤こそ苦しんだが、すぐに調整し年間5度のタイトルを手にした。

そして昨年末には、オーストラリアの新型コロナウイルスの規制が緩和されたことで、ジョコビッチに入国ビザが発給されるという明るいニュースがあったばかり。再び世界ランク1位を狙うにあたって、最大2000ポイントを獲得できないのは痛い。残り数ヵ月で状況は変わるのだろうか。

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