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2023.07.28

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錦織圭、18歳の若手を下し2年ぶりのツアー8強! 次戦で世界9位フリッツと対戦[アトランタ・オープン]

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Photo by Getty Images

錦織圭、復帰後初めての左利きとの対戦も苦にせず貫禄のストレート勝ち


現地7月27日、「アトランタ・オープン」(アメリカ・アトランタ/ATP250)シングルス2回戦が行われ、元世界ランク4位の錦織圭(ユニクロ/世界ランク439位)は、予選勝者のシャン・ジュンチャン(中国/同156位)と対戦。6-4、7-6(3)のストレートで下し、2年ぶりのツアー8強入りを果たした。

【動画】錦織圭らしい華麗なバックハンドのダウン・ザ・ライン&マッチハイライト

33歳の錦織は、左股関節や右足首痛の負傷などで長期離脱を余儀なくされたものの、1年8ヵ月ぶりの実戦となった6月に行われたATPチャレンジャー「カリビアン・オープン」(プエルトリコ・パルマスデルマール)で見事タイトルを獲得。その後、チャレンジャーを2大会戦って今回のツアー復帰戦出場となった。

今大会1回戦では、復帰後初となるトップ100との対戦となり、2度のタイブレークを制した錦織が7-6(5)、7-6(5)でジョーダン・トンプソン(オーストラリア/同63位)に勝利。迎えた2回戦の相手は、2021年にジュニア世界ランク1位に輝いている18歳のシャンとなった。錦織と同じIMGアカデミーが拠点、コーチは錦織の元コーチであるダンテ・ボッティーニ氏である。錦織にとっては復帰から12試合目にして初めての左利きと対戦となった。

試合は、第1ゲームでシャンのセカンドサーブを強く叩いてラリーの主導権を握った錦織が、第1ゲームでいきなりブレークに成功し最高のスタートを切る。序盤こそ動きの堅かったシャンは、徐々に回り込みのフォアハンドなどを見せ、錦織はリードを広げられず第6ゲームではミスが重なったブレークを許してしまった。それでも、この日はシャンのサーブにタイミングが合っている錦織。シャンに3球目攻撃をさせず、次ゲームで再びブレークしてそのリードを保って6-4でセットを奪った。

第2セットでは、最初のサービスゲームでブレークを許した錦織だが、直後の第3ゲームですぐさまブレークバック。その後は、拮抗した戦いで互いにチャンスを握らせない。サービスキープが続いたタイブレークでは、シャンを左右に揺さぶってリードを保った錦織。ストレートで試合を終わらせ、2021年ATP500ワシントン大会以来のツアー8強入りとなった。試合時間は1時間36分だった。

錦織の準々決勝の相手は、第1シードのテイラー・フリッツ(アメリカ/同9位)。復帰後4大会目にして早くもトップ10との対戦となった。対戦成績は、錦織の3勝0敗。錦織はいずれの試合もセットを落としておらず、2019年5月のATPマスターズ1000ローマ大会以来、4年2ヵ月ぶりの対戦となる。

試合は、現地28日のセンターコート第2試合(日本時間29日4時以降開始予定)に組まれている。

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