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2023.09.20

選手情報

フェデラー、レーバーカップ出場の若手に「たくさんの情報を持ち帰ってほしい」と助言

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Photo by Getty Images

フェデラー「心の奥底では欧州選抜に勝ってほしい」


20度のグランドスラム優勝を誇る元世界ランク1位のロジャー・フェデラー(スイス)は現地9月19日、22日に開幕する「レーバーカップ」(カナダ・バンクーバー)のロジャーズ・アリーナを訪問。今年の大会に参加するベン・シェルトン(アメリカ/世界ランク19位)やアルトゥール・フィス(フランス/44位)ら若手に、「たくさんの情報をリュックに詰めて帰ってほしい」と語った。

【動画】フェデラーとともにベンチで涙を流すナダル&涙のオンコートインタビュー

今年で第6回を迎えるレーバーカップは、3日間の大会で各6人で構成される欧州選抜と世界選抜の対抗戦。欧州選抜はビヨン・ボルグ氏、世界選抜はジョン・マッケンロー氏がチームを率いる。

昨年は、フェデラーが同大会を最後に現役を退くこととなり、ラファエル・ナダル(スペイン)やノバク・ジョコビッチ(セルビア)、アンディ・マレー(イギリス)のBIG4が集結。欧州選抜として戦ったものの、世界選抜が5度目の挑戦にして初勝利を挙げている。

同大会の立ち上げに大きく関わり、欧州選抜として過去4度出場したフェデラーは、「期待以上のものだ」とここまでの大会になると想像していなかったようで、「ジュネーブでプレーするとは思ってもいなかったし、O2アリーナ(イギリス・ロンドン)で引退したのはノスタルジックでもある」と懐古。「世界選抜が勝てばうれしいよ。でも、心の奥底では欧州選抜に勝ってほしいと思っている。いつかチームのキャプテンになるかもしれない。今のところ予定はないけど、それはそれでいいことだと思う」と述べた。

そして今年は、USオープンでベスト4入りを果たした20歳のシェルトンやフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン/同21位)、フィスなど初めて参加する若手が多い。

「僕にとって本当に重要なのは、選手にたくさんの情報をリュックに詰めて帰ってほしい。それを日々の練習やテニスコートで生かすことができるんだ。マッケンローやボルグのレジェンド選手、あるいはラファ(ナダル)や僕、ノバク(ジョコビッチ)から何かを学んだと思いを巡らせることができる」と若手選手はベテランからのアドバイスを積極的に受けるべきだとした。

◆欧州選抜(キャプテン:ビヨン・ボルグ、副キャプテン:トーマス・エンクヴィスト)

アンドレイ・ルブレフ(同6位)
キャスパー・ルード(デンマーク/同9位)
フベルト・フルカチュ(ポーランド/同16位)
アレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナ(スペイン/同25位)
アルトゥール・フィス(フランス/同44位)
ガエル・モンフィス(フランス/同142位)


◆世界選抜(キャプテン:ジョン・マッケンロー、副キャプテン:パトリック・マッケンロー)

テイラー・フリッツ(アメリカ/同8位)
フランシス・ティアフォー(アメリカ/同11位)
トミー・ポール(アメリカ/同13位)
フィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/同14位)
ベン・シェルトン(アメリカ/同19位)
フランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン/同21位)

<補欠>
クリストファー・ユーバンクス(アメリカ/同32位)
ミロシュ・ラオニッチ(カナダ/同322位)

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