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2024.06.03

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シフィオンテク、キャリア最速40分の圧勝劇で8強「常に次のポイントに集中していた」[全仏オープン]

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Photo by Getty Images

シフィオンテク、圧巻のダブルベーグルで全仏オープン8強

現地6月2日、「全仏オープン」(フランス・パリ)女子シングルス4回戦で、2連覇中のイガ・シフィオンテク(ポーランド/世界ランク1位)はアナスタシア・ポタポワ(同41位)を6-0、6-0のダブルベーグルで撃破。キャリア最速となる40分で圧倒した。

【動画】シフィオンテク、圧巻のダブルベーグルで全仏オープン8強 4回戦ハイライト

2連覇中のシフィオンテクは、2回戦で大坂なおみ(フリー/同134位)にマッチポイントを握られながらも、最終セット2-5から一気に5ゲームを連取して逆転勝ち。薄氷の勝利に、試合後には涙を流した。

その試合を経て、3回戦でマリー・ボウズコワ(チェコ/同42位)に6-4、6-2と快勝し、4回戦ではツアー2勝を挙げているポタポワとの対戦を迎えた。

試合は、序盤からシフィオンテクがストロークでポタポワを押し込んでいくと、甘い球を逃さず決めていく。ゲームが奪えない焦りからか、ポイント間のテンポが乱れ、ポタポワのミスも早い。シフィオンテクが6-0で第1セットを奪うと、第2セットではサービスゲームではポイントを失わず。攻撃の手を緩めることなく3度のブレークに成功し、ダブルベーグルでゲームセット。キャリア最速となる40分で8強入りを決めた。

シフィオンテクとポタポワはジュニア時代からの対戦があり、成績ではポタポワが一歩先を行き、ジュニア世界ランク1位にも輝いていた。「彼女はいつも私を負かす選手だったから時代は変わるものだと思っただけ」と過去の対戦は頭になかったというが、「彼女には勝てなかった。オレンジボウルの準決勝ではマッチポイント握ったのに負けてしまったり、全仏オープンジュニアでもいい試合をしたのに負けてしまったりとか」と頭に浮かぶ思い出は悔しいものばかり。

だが、この日は高い集中力でアンフォーストエラーはわずか2本。試合を通して10ポイントしか失わなかった。「何かを変えようとする意味がないからそのままでいい。今までやってきたこと、うまくいっていることを続けるだけ。常に次のポイントに集中していたから、その前に何があったか考えてなかった。だから効率的にプレーできたのかも」と目の前のプレーに集中できたからこその結果だとした。

全仏オープンで32勝2敗と勝率94%のシフィオンテクは、準々決勝で第5シードのマルケタ・ボンドロウソバ(チェコ/同6位)と対戦する。

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