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2020.07.08

選手情報

ナダルがマドリード・オープン出場を明言 US回避で、クレーコートシーズンに集中か

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7月7日、世界ランキング2位のラファエル・ナダル(スペイン)が、Twitterで9月13日から開催予定のマドリード・オープン(スペイン・マドリード/ATP1000)に出場する意向を示した。

発言のきっかけは、マドリード・オープンのトーナメントディレクターを務めるフェリシアーノ・ロペスの発信だ。「友人のラファエル・ナダルと話したところ、9月のマドリード(・オープン)への出場を承諾してくれた。我々は(会場の)ラ・カハ・マヒカで手を広げて君を待っている!」と掲載。これに対し、ナダルも「その通りだ。9月のマドリードで会おう。それまではうまく進むだろう!」と返信し、出場することを明らかにした。

これにより、ナダルがUSオープンを欠場する可能性が大きくなった。というのも、同大会の男子シングルス決勝は9月13日。同日には、マドリード・オープンが開幕するスケジュールとなっているからだ。
ハードコートからクレーコートへの移行の難しさや移動、新型コロナウイルスの検疫を考慮すると、得意のクレーコートシーズンに集中する可能性が大きい。そして、9月27日に開幕予定の全仏オープンで、前人未到13度目の優勝を狙うと見られる。

昨年、4度目のUSオープン優勝を果たしたナダル。もし、前年覇者が自発的に欠場するとなると、非常に稀なことだろう。しかし、ツアー再開となる8月14日から10月11日までATP500、ATP1000、グランドスラムが行われるという異例のスケジュールではそれも仕方のないこと。
他のトップ選手はどのような決断をするのか、注目だ。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma