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2020.07.16

大会情報

約5ヵ月ぶりの男子ツアー初戦へ大会責任者「光栄だが大きな責任が伴う」

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約5ヵ月の中断期間を経て、8月14日より再開されるATPツアー。その初戦となる「シティ・オープン」(アメリカ・ワシントンDC/ATP500)の運営責任者であるマーク・アイン氏が、「ツアー初戦として選ばれたことを光栄に思っている」としつつ、新型コロナウイルスの感染拡大防止に最大限の手順を踏むと、オンラインメディア『Tennis Majors』が伝えている。

同氏は、「選ばれたことは名誉なことであり、大きな責任が伴うものであると感じている。この大会が他に類を見ない大会となることを十分に認識している」と、パンデミックが起きている中での開催に世界中の注目が集まるだろうと語った。
また、新型コロナウイルスの感染拡大の危険があることに対し、同氏は「我々は慎重に事を進めていこうと思う。しかし、もし何かが大会で起きて、感染者が発生すれば全スポーツに対して危険をさらすことになる。だからこそ、責任がかかる。誰にも感染してほしくない」と、プレッシャーと責任が大きいと認めた。

アメリカ・アトランタで開催されたエキジビションマッチ中には、フランシス・ティアフォー(アメリカ)の陽性反応が判明した。このことについて「私は、彼(ティアフォー)のことを5歳の時から知っている。だから、すごく気の毒に思う」とコメントした一方で、出場した大会の中で他に感染した選手がいないことから、「明るい兆しがあるとすれば、一人が感染しても、グループ全体に感染すると限らないということ。だから、ウイルスが我々のコミュニティ(大会)を止めるとは思わない。大きな問題は移動についてだけだろう」との見解を示した。

8月14日~21日まで開催予定の「シティ・オープン」。世界からトッププレーヤーが集まり、ツアー再開の最高の口火を切ることができるだろうか、注目だ。

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写真=山岡邦彦 Photos by Kunihiko Yamaoka

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