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2025.01.19

選手情報

ポールがわずか3ゲームしか失わない完勝で8強。2セットダウンからの逆転劇を演じている相手に「常に集中していなければならなかった」[全豪オープン]

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世界11位のポールが快勝で2度目の全豪オープン8強入り


1月19日、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン)男子シングルス4回戦が行われ、第12シードのトミー・ポール(アメリカ/同11位)は、アレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナ(スペイン/同66位)と対戦。6-1,6-1,6-1とわずか3ゲームしか失わず、同大会2度目のベスト8入りを果たした。

【動画】世界11位のポールが3ゲームしか失わずに準々決勝進出 マッチハイライト

27歳のポールは、昨季にツアータイトルを3つ獲得。今季開幕戦のATP250アデレードでベスト4に入り、自己最高ランキングとなる11位を記録した。

全豪オープンは6年連続6度目の出場。今大会1回戦でクリストファー・オコネル(オーストラリア/同70位)を4時間の熱戦の末に6-2,3-6,6-1,6-7(5),7-5で下すと、2回戦では元世界4位の錦織圭(ユニクロ/同76位)を6-7(3),6-0,6-3,6-1で撃破。勢いに乗り、3回戦ではロベルト・カルバレス・バエナ(スペイン/同57位)を7-6(0),6-2,6-0と破って4回戦に進んだ。

そして、この日は過去3戦負けなしのダビドビッチ・フォキナに完勝して見せた。第1セットでは正確なサーブを活かしてサービスゲームをキープしていくと、ストローク戦ではスキのない堅実なプレーで試合を優位に運んで6-1で奪う。第2セットもダビドビッチ・フォキナに攻撃を許さない鋭いリターンが炸裂。開始から4ゲームを連取し完全に流れを引き寄せて、6-1でセットを取る。

2、3回戦と2セットダウンから逆転勝利を飾っているダビドビッチ・フォキナ。粘り強さ、執念と油断ならない相手だったが、「いつでも彼がスイッチを入れて試合が変わる可能性がある。だから常に集中していなければならなかった」と第3セットもポールは2度のブレークに成功して6-1。1度もブレークされることなく、1時間27分で勝利を飾った。

今大会では試合と試合の間に練習しないことを試しているようで、「(1回戦は)5セットで始まっているし、少し体が疲れていたんだ。試合を重ねるごとに試合時間は短くなっているけど、今はとても体調がいい。特に今日は短かったから、大会をさらに勝ち進むには助かるよ」とコメント。試合を重ねるごとに調子が上がっているとした。

準々決勝では、第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同2位)と第14シードのウーゴ・アンベール(フランス/同14位)の勝者と対戦。「ウーゴは左利きで、とてもパワフル。やりづらい相手だ。サーシャ(ズベレフ)はじっくりとプレーさせてくれ、コート後ろで強いボールを打ってくる。もちろんサーブも素晴らしい」と分析した。

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写真=田沼武男 Photo by Takeo Tanuma