close

2025.01.22

選手情報

シフィオンテク、世界8位ナバロにも快勝し3年ぶり全豪4強!5試合で失ゲームわずか14[全豪オープン]

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

シフィオンテク、全豪オープン3年ぶり2度目のベスト4


現地1月22日、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン)女子シングルス準々決勝が行われ、第2シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド/世界ランク2位)が、第8シードのエマ・ナバロ(アメリカ/同8位)を6-1,6-2で破り、同大会3年ぶりの4強入り。「今は自信がある」と語った。

【動画】シフィオンテクが5試合で14ゲームしか落とさず全豪オープン4強 準々決勝ハイライト

23歳のシフィオンテクは、グランドスラムで通算5度(全仏オープン4勝、全米オープン1勝)のタイトルを獲得しているものの、全豪オープンは2022年の4強が最高成績。7度目の出場となった今大会で初タイトルを狙う。

1回戦でカテリーナ・シニアコワ(チェコ/同50位)に6-3,6-4、2回戦でレベッカ・スラムコワ(スロバキア/同49位)に6-0,6-2と快勝したシフィオンテクは、3回戦で2021年全米オープン女王のエマ・ラドゥカヌ(イギリス/同61位)と対戦。付け入る隙を与えず、圧巻の11ゲーム連取で6-1,6-0と2年ぶりのベスト16入りを果たした。

好調はこの試合でも継続。第1セット第1ゲームでいきなりブレークに成功すると、ストローク戦でナバロを圧倒。2度のブレークを加え、6-1とセットを奪った。第2セットではミスが増えて耐える時間もあったが、要所を締めてブレークは許さない。第6、第8ゲームを破り、2-2から4ゲーム連取で試合を決めた。

全豪オープンで3年ぶり2度目のベスト4入りを果たしたシフィオンテク。ここまでの5試合でセットを落とすどころか、失ゲーム数はわずか14と死角がない。

「ここまでいい形で勝ち進めてきたことを誇りに思う。試合の初めから相手にプレッシャーをかけていくスタイルを貫いてきた。今日はスコア以上に簡単ではなかったけど、準決勝に進むことができて満足している」と自身の戦いぶりを振り返った。

「正直、これまで全仏オープンを除いてグランドスラムで勝ち進んだ経験は少なかった。だから、自分のレベルでプレーできていることに満足している。今はもっと自信があるわ」

準決勝では、第19シードのマディソン・キーズ(アメリカ/同14位)と対戦。キーズは、準々決勝で第28シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ/同27位)を3-6,6-3,6-4の逆転で下して、同大会3年ぶり3度目の準決勝に進んでいる。

前哨戦のWTA500アデレードでツアー通算9勝目を挙げて勢いに乗るキーズについて、「速いペースでプレーするのが得意。特にハードコートではパワーも活かしてくる。積極的に守りつつ、反応を早くしておく必要がある」と警戒したシフィオンテク。

コーチであるウィム・フィセッテ氏とともに一緒に戦術を練るとし、「準決勝ではどんな相手でもそこにいるだけの価値がある選手。誰が相手でもタフな試合になるのはわかっているからこそ、最善を尽くしたい」と述べた。

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

写真=田沼武男 Photo by Takeo Tanuma