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2025.01.22

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シナー、圧巻のパフォーマンスで世界8位デミノーに完勝!2年連続ベスト4進出[全豪オープン]

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前年覇者のシナーがデミノーを下して連覇へまた一歩前進


現地1月22日、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン)男子シングルス準々決勝が行われ、大会連覇を狙う第1シードのヤニック・シナー(イタリア/世界ランク1位)が、第8シードのアレックス・デミノー(オーストラリア/同8位)を6-3,6-2,6-1と圧巻のパフォーマンスを見せて、2年連続ベスト4に進出した。

【動画】デミノーのウィナー級ショットも…シナーが鮮やかなパッシングショット放つ&マッチハイライト

23歳のシナーは、昨季の全豪オープンでグランドスラム初優勝を果たすと、全米オープンやATPマスターズ1000を3大会、ツアー最終戦なども制して計8度のタイトルを獲得。国別対抗戦「デビスカップ」でイタリアの優勝にも貢献した。

連覇を狙う今大会は、前哨戦を戦っていないシナーにとって今季初戦となったが、それを感じさせない戦いぶりを披露。4回戦では体調を崩していたものの、第13シードのホルガー・ルーネ(デンマーク/同13位)を6-3,3-6,6-3,6-2で下し、8強入りを果たしている。

準々決勝の相手は、地元オーストラリアのエースで全豪オープンで初めて4回戦の壁を破ったデミノー。驚異のフットワークを活かして攻め込み、ファンの声援を味方にプレーしたが、その遥か上のパフォーマンスを見せたのがシナーだった。

直接対決では9勝0敗の負けなしで、昨年は3度の対戦があり、いずれもストレート勝ちを飾っているシナー。試合序盤から激しい打ち合いが見られたが、徐々にシナーが押し始める。展開の速いテニスだけでなく、デミノーの攻撃をしっかり受け止めて、ウィナー級のショットをより厳しいコースへ打ち返す。多彩な攻撃で第1、第2セットを連取した。

第3セットでもアンフォーストエラーを減らして、デミノーにラリーの主導権を渡さないシナーが4ゲームを連取。圧巻のプレーでベスト4進出を決めて、連覇へあと2勝とした。

準決勝では、第21シードのベン・シェルトン(アメリカ/同20位)と対戦。シェルトンは、準々決勝でロレンツォ・ソネゴ(イタリア/同55位)を6-4,7-5,4-6,7-6(4)で下している。

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写真=田沼武男 Photo by Takeo Tanuma