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2025.01.23

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シフィオンテク、マッチポイント握るも一歩及ばずキーズに逆転負け。全豪初の決勝進出ならず[全豪オープン]

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Photo by Getty Images

シフィオンテクが全豪オープン決勝進出ならず


現地1月23日、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン)女子シングルス準決勝が行われ、第2シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド/世界ランク2位)は、第19シードのマディソン・キーズ(アメリカ/同14位)に7-5,1-6,6-7[8-10]で敗れ、同大会初の決勝進出とはならなかった。

【動画】シフィオンテク、全豪オープン初の決勝進出ならず マッチハイライト

23歳のシフィオンテクは、グランドスラムで通算5度(全仏オープン4勝、全米オープン1勝)のタイトルを獲得しているものの、全豪オープンは2022年の4強が最高成績となっている。

今大会は、1回戦からセットを失うことなく好調。5試合でわずか14ゲームしか失わず3年ぶり2度目のベスト4。初タイトルへ準決勝の相手は、3度目の準決勝となったキーズとなった。

試合は、第1セットからブレーク合戦。シフィオンテクは1回戦のカテリーナ・シニアコワ戦(同50位)以来、32ゲームぶりにサービスブレークを許してしまう。互いにリターンからチャンスを作って、3度ずつブレークする。そのままタイブレークにもつれるかと思われたが、第12ゲームでシフィオンテクがコートの中に入ってタイミング速くリターン。4度目のブレークに成功し第1セットを7-5で先取する。

しかし、第2セットもシフィオンテクの調子は上がらず、パワーで押してくるキーズからポイントを奪えない。リターンからラリー戦の主導権を握ったキーズが一気に5ゲーム連取。第6ゲームこそシフィオンテクがブレークしたものの、サービスゲームを1度もキープできないまま1-6でセットを失った。

勝負の最終セット、これまでとは一転、互いにサービスキープし合う締まった展開となる。3-4でシフィオンテクはアンフォーストエラーでピンチにを招いたが、キーズのリターンミスでなんとかしのぐ。直後の第9ゲームで0-40のチャンスこそキーズの意地が上回り活かしきれなかったが、第11ゲームでも0-40としたシフィオンテクが値千金のブレークに成功する。

あとは最後のサービスゲームをキープするだけ。マッチポイントもあったが、勝ちを意識したかミスが続いてブレークポイントを握られるとダブルフォールトでブレークバックを許す。互いに硬さも見られた10ポイントのマッチタイブレークでは、シフィオンテクが先行するもキーズが負けじとミニブレーク。最後はシフォンテクのフォアハンドがベースラインを割り、ゲームセット。2時間35分の試合を通して、シフィオンテクは22本のウィナーに対して40本のアンフォーストエラーと、これまでの好調さから一変し、逆転負けを喫した。

2017年の全米オープン以来のグランドスラム決勝となったキーズの相手は、第1シードのアリーナ・サバレンカ(同1位)である。

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