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2025.03.10

選手情報

綿貫陽介の快進撃止まらず!世界17位ティアフォーを撃破しATPマスターズ1000で初の16強[BNPパリバ・オープン]

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Photo by Getty Images

綿貫陽介 ティアフォーにストレートで破り16強

現地3月9日、「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ATPマスターズ1000)シングルス3回戦が行われ、綿貫陽介(SBCメディカルグループ/世界ランク349位)は、第16シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ/同17位)を6-4,7-6(6)で下し、自身初となるマスターズ16強入りを果たした。

【動画】綿貫陽介 華麗なドロップボレー&自身初のマスターズ16強入り マッチハイライト

26歳の綿貫は、昨年1月に膝を負傷し2月にツアーから離脱。9月に復帰を果たした。今季はチャレンジャー大会でベスト8に入ったものの、その後の全豪オープンやツアー大会では予選敗退が続いていた。

今大会はプロテクトランキング(負傷により6ヵ月以上出場しない選手に与えられる救済措置)を利用して予選から出場。2試合をいずれもストレートで勝利し、本戦に初出場を果たしている。

初戦では、元世界17位のアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン/同82位)を6-3,3-6,6-3のフルセットで下して5か月ぶりにツアー白星。第19シードのトマーシュ・マハツ(チェコ/同20位)との2回戦では、4-6で第1セットを落としたものの、第2セットを4-2とリードし第7ゲーム途中で相手が棄権。思わぬ形で3回戦進出を決めた。

この日は、第16シードのティアフォーと対戦。唯一の対戦となった2023年4月のATPマスターズ1000マイアミでは、綿貫が7-6(5),6-7(3),4-6で逆転負けを喫している。

第1セット、綿貫は第3ゲームでのピンチを迎えた以外は危なげなくキープ。リターンゲームでプレッシャーをかけていくと、5-4の第10ゲームをブレークして6-4でセットを奪う。

続く第2セット、綿貫は先にリードされる展開となったが、4-5の第10ゲームでセットポイントをしのいでブレークバック。直後、再びティアフォーにサービスゲームを破られたが、ここでも丁寧にショットを紡いでタイブレークに持ち込む。

白熱した戦いで観客も熱狂する中、タイブレークでは互いに譲らず2本ずつミニブレーク。6-6でサービスエースを放って、最初のマッチポイントを握ると、続くポイントでリターンから攻めて、ティアフォーのミスを誘って7-6(6)。ATPマスターズ1000で初めてのベスト16入りを果たした。

試合後、綿貫は「言葉が見つからないよ。昨年は怪我をした。コートに立っていられるだけでうれしい」と喜びを口にした。

4回戦では、タロン・フリークスポール(オランダ/同43位)と対戦。フリークスポールは、2回戦で第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同2位)、3回戦で第29シードのジョバンニ・ムペシ・ペリカール(フランス/同30位)を破って勝ち上がっている

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