坂本怜 トップ100を破って初めてのツアー本戦へ
現地3月18日、「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/ATPマスターズ1000)男子シングルス予選決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している18歳の坂本怜(IMG/世界ランク330位)が第9シードのジェームス・ダックワース(オーストラリア/同95位)を7-5,7-6(5)で下して予選突破を決め、キャリア初となるツアー本戦への切符を手にした。また、トップ100を撃破したのも初めてのことである。
【画像】錦織圭、西岡良仁、坂本怜が出場!「マイアミ・オープン」男子シングルス組み合わせ昨年9月にプロ転向した坂本は、同年12月の「四日市チャレンジャー」(三重・四日市テニスセンター)で優勝を飾って最高の形でシーズンを締めくくった。今季もここまでツアー下部のチャレンジャー大会を主戦場とし、開幕戦のタイ・ノンタブリーで開催された大会でベスト4に入っている。
全豪オープン以来となるツアー挑戦となる今大会はワイルドカードで出場。予選1回戦で第22シードのカミール・マイクシャク(ポーランド/同120位)を6-4,6-7(5),6-2とフルセットで下して予選決勝に進出した。
本戦への切符をかけた戦いでは、2022年に自己最高46位を記録しているダックワースと対戦。第1セット、坂本は危なげなくサービスゲームをキープしてチャンスを待つ。すると、互いにサービスキープが続いたセット終盤の第12ゲームでブレークに成功。7-5でセットを先取する。
続く第2セットでも、坂本はダックワースにチャンスを与えない盤石なサービスゲームを披露。第1セットと同様にキープが続くと、タイブレークに突入。先にリードを許した坂本だったが、2度のミニブレークで逆転し7-6(5)と接戦を制して、自身初となるツアー本戦入りを決めた。
試合を通して、坂本はファーストサーブを76%の確率で入れ、そのうち88%でポイントを獲得。1回戦の15本を上回る20本のサービスエースを奪った。
初めてのツアー本戦入りとともに、初めてトップ100を撃破した坂本は、本戦1回戦でアレクサンドル・ミュレー(フランス/同41位)と対戦。ミュレーは、今季開幕戦で錦織圭(ユニクロ/同64位)を破ってツアー初優勝。2月のATP500リオデジャネイロでも決勝に進んでいる好調の選手である。試合は現地19日にコート1第4試合(日本時間20日0時に第1試合開始予定)に組まれた。
なお、今回の本戦には錦織と西岡良仁(ミキハウス/同68位)がストレートイン。初戦でぶつかる。
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