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2020.08.06

選手情報

キリオスがヨーロッパでの大会も欠場の意思を見せる「可能性はない」

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8月6日、すでにUSオープンの欠場を発表しているニック・キリオス(オーストラリア)が母国テレビ局『チャンネル9』のインタビューに応じ、ヨーロッパでの大会も欠場する可能性を示した。

キリオスは、「ヨーロッパでプレーする可能性は非常に低い。この時期は、家にいるつもりだよ。この期間、それを守ろうとしてくれたみんなに敬意を払う。責任を持って行動し、より良い状況になるまで待つつもりだ」とコメント。現状では全仏オープンを含むヨーロッパでのクレーシーズンも出場する見込みがないとした。
また、キリオスと同様に新型コロナウイルスの影響でUSオープン欠場という決断を下したナダルに関しても、「僕は驚いていないよ。彼は全仏オープンに目を向けているだろうし、もしプレーするとしたら、この時期はヨーロッパにいたほうがいい」と同意した。

今年のATPツアーは、楽天ジャパンオープンだけでなく中国での大会もなくなり、大会数が大きく減少。いまだ大会スケジュールで決定していないことも多いが、ヨーロッパへの渡航もしないということは、今シーズンの終了を意味する。そうなると、目指すべき大会は母国オーストラリアで行われる全豪オープンかと思いきや、キリオスは「メルボルンでのパンデミックについて、今日ラジオで聞いたが、新たに700人が感染し死者も悪くなっているらしい。年初のように全豪オープンが開催されるとは思えないね。確信が持てないよ」と語り、無観客開催についても反対している。
持ち前の身体能力を生かしたアクロバティックなショットや遊び心のあるプレーをするキリオス。次にみられるのはいつになるだろうか。楽しみにしたい。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma