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2020.08.12

ジュニア選手

奥脇莉音選手がプロとの試合で感じたすべきこと 「世界で戦う選手になりたい」

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将来の目標は“世界で戦うこと”――

そう語り、今まさに世界へ羽ばたこうとする選手がいる。「伊達公子×ヨネックス ジュニア育成プログラム」に選出され、今急成長中のジュニア、15歳の奥脇莉音選手(Fテニス)だ。
2019年、関東ジュニアで優勝し、全日本ジュニアに出場。ベスト8に進出した期待のジュニアである。

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7月21日~22日に行われたグラムスリー主催「UTR Pro Match」に奥脇選手は出場。今年の全豪オープン予選に出場した村松千裕選手(グラムスリー)や、全日本選手権ベスト4の加治遥選手(島津製作所)らと試合を行った。結果は、プロの高い壁に阻まれ完敗。

「完敗でした。プロのボールはより安定感があり、ボールが深い。スピンも効いていて、(ボールが)重かったです」(奥脇)と、ジュニアでは体験できないプロの技術の高さを味わった。

それでも、戦う中で自分の強みも通用すると感じたという。「ミスをしても、引くことなくプレーできたのは良かったと思います。バックハンドで攻めて、最後にネットプレーで決めるという得意なパターンが通用しました」と、プロとの試合だからこそ得られた収穫を語った。さらに、「雰囲気もジュニアの試合とは全然違う。この中で自分のテニスができるように強くなっていかなければいけない」と、自らを鼓舞した。



今年は新型コロナウイルスの影響で、ITF主催の下部大会やジュニアツアーまでもが中断を強いられた。さらに、日本のジュニア大会も軒並み中止に。多くのテニス選手にとって、試合はおろか、満足に練習ができる環境も揃っていなかった。

そのような状況下でも「いざ試合となったときのために準備ができていないといけない。数少ない練習もいつも以上に丁寧にやってきました」と語る奥脇選手。コートでの練習がままならなかった分、集中的にフィジカルトレーニングに取り組んだという。具体的には、“伊達さんに指摘されたスタンスの狭さ”の修正を図っていたのだという。
「スタンスが狭いと、最後の一歩がボールにきれいに入らなくなり、弱いボールになってしまいます。スタンスを広げ、もっといいボールが打てるようにしたいです。だからこそ、とにかくフィジカルを鍛えようと(所属スクールの)トレーナーさんにリモートで見てもらいながら、課題の下半身を重点的に鍛えました」と語った。

目標は、“世界で戦う”こと。
「今のこの状況が良くなり、ITFのプロの大会、ジュニアの大会のどちらに出られたら、良いスタートを切りたい。そのために、今、ベストを尽くして、どの大会に出ても優勝できるように仕上げていきたいです。そして、プロ一本で戦えるように海外の試合に出場していきたいと思います」と将来について語った奥脇選手。

結果も出てきて、着実にステップアップできている。いまだ新型コロナウイルス影響でどの大会に出場するか決まっていないが、今後どのような活躍を見せてくれるのか、楽しみな存在。その名前をぜひ覚えておいてほしい。

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写真=NBP