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2020.08.12

大会情報

全豪オープン開催へ主催者が対策案を明らかに メルボルン、シドニーなどに5つのバブルを開設

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8月12日、全豪オープンのトーナメント・ディレクターを務めるクレイグ・タイリー氏は、全豪オープンに向けて、選手を保護するためのバブル(隔離地域)を作ることや、賞金の減額を行わないと海外メディア『Ubitennis』が報じている。

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開催地メルボルンでは、新型コロナウイルスの感染者が急増しており、8月4日の新規感染者が400人超え。現在、ステージ4の規制が実施され、不要不急の外出などロックダウン(都市封鎖)が9月13日まで行われている。

ロイター通信によると、タイリー氏は、プレーヤーが拠点とするバブルを12月に開設する予定だとし、「選手が到着した時に、いまのように14日間もホテルに滞在することはないと考えている。バブルの中では免除されると思う」と語った。
バブルは、オーストラリア全土の5つの場所に開設。全豪オープン開催地のメルボルンやシドニー、ブリスベン、パース、アデレードを拠点とし、選手がグランドスラムに向けてトレーニングできるような環境を作るという。

また、「私はイベントがメルボルンで開催されることを前向きにとらえている。観客も集まるだろうし、元の状態に戻るきっかけになるだろう」と語ったタイリー氏。パンデミックによる経済的なダメージがあるにもかかわらず、来年大会の賞金減額は予定されていないとしており、今年の半分となる40万人の来場者数を見込んでいるという。

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写真=石塚康隆 Photos by Yasutaka Ishizuka