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2020.02.27

メーカーズボイス

その違いがオモシロイ〜! 「KAOS 3.0」「RUSH PRO 3.0」編集部がガチ試履き!!

#初速が変わるシューズ(機動性)「KAOS 3.0」 vs #打球が変わるシューズ(安定性) 「RUSH PRO 3.0」

先月号、業界にはびこるシューズに対しての不都合な真実、そしてウイルソンが持つシューズ作りへの真摯な態度をご紹介した。 その結晶こそが、“#初速が変わるシューズ(機動性)”「KAOS 3.0」、“#打球が変わるシューズ(安定性)”「RUSH PRO 3.0」である。



何をシューズに求めるかは、人それぞれ。その中で、前者はスタートダッシュに重きを置きたい人のために、後者はフィニッシュに重きを置きたい人のために作られたモデルだ。どちらが優れているという話ではない。「どちらを求めるか?」という話だ。とはいえ、気になるのは、その履き心地、そして性能。そこで今回編集部の試打コンビ、(広)&(川)が実際に2モデルを試履きしてプレー! だけでなく、そのパフォーマンスを見極めるべくスパイダーランを実施!! 「タ、タイムの問題じゃないから...」などと言いながら、本気で走り、その違いを味わってみた。


インプレッション  KAOS 3.0

編集部(広)

足にまとわりつくようなフィット感
スタートは特に足が【軽い‼】ビックリ

まず足入れ感。「RUSH PRO 3.0」に比べると多少ルーズに感じる(特にかかと部分)。アッパーは薄めだし、インソール、アウトソールも柔らかめに感じる。と書くと20kgのダイエットを行い、メタボを脱した私とはいえ、まだ重量があるので不安に感じそうだが、そういう感覚ではない。ちょっと言葉が変かもしれないが、シューズ全体を足にまとう感じ。“第2の皮膚”というキャッチフレーズは、今作でも感じることができる(ちなみに、そのタンの形状などから砂入り人工芝のコートの砂が、あまりシューズの中に入らなかったことも紹介したい)。



さて、今回、ラリーするにあたって互いに「左右に振りまくろう」と約束して始めたわけだが、オモシロイ!!と感じたのは、スタートの1、2歩目。加速感があるとか、ダッシュ感があるとかではないのだが、“足が軽い”と感じるのだ。オムニコートでプレーしたので、止まる際はザザーッと滑るわけだが、こちらも及第点。不安な感じはない。では、届かないであろうボールに届いたのか?というと正直私にはわからない。届いたのかもしれない。とにかく、足の軽さは感じてほしいところ。そして、速くなったのか? という私の疑問は、後半に行ったスパイダーランで答えが出るのであった。

編集部(川)
あと一歩届かず・・・が届く!?
スピード感を感じられるKAOS



履いた瞬間に感じたことは、「軽い!」ということ。“テニスシューズを履いている”という感覚はまったくなく、ランニングシューズを履いているような軽さだった。 それを着用して、実際にラリーをしてみると、「もう少しで届くのに」「あと一歩!」と、届かないようなボールも追いつけると思わせてくれる、走りやすさ、スピード感がわかる。そして履き心地もすごく柔らかくて、アッパーが足に馴染むこともわかった! 細かい部分では、シューレースが隠され、スライディングしたときでも地面とシューレースが擦れることがないのはうれしいところ。また、前足部内側部分はアッパーが補強されていて、簡単に穴が開くこともなさそうだ。それほどハードに使わずライトに使う人、ダブルスなど動く範囲がシングルスより狭い人にはいい。走りやすさがある。

インプレッション  RUSH PRO 3.0



編集部(広)
思わず「優しと〜」と言いたくなるモデル
軸の安定だけでなく、ケガも遠ざけられそう



もう安心と信頼の「RUSH PRO 3.0」である。足入れ感、肉厚に感じるアッパー、かかと周りが、正に包み込むかのように足をホールドしてくれる。その足が安定感あるソールの上に乗ることで、履いていて「優しい〜」と言いたくなってしまう。なかなか他のモデルは感じたことない感覚だと言い切れる。一言で語るなら「心地よい」という言葉だ。それがために、プレー中も安定感、安心感を感じながらプレーできるのは長所である。

個人的に思ったのは「上体の軸の安定」だ。アウトソールの先端部&後端部が、わずかに反り上がった形状になっている「KAOS 3.0」とは異なり、「RUSH PRO 3.0」はフラットな面になっている。その分か、<滑って止まって打つ>、その一連の流れの中で苦しいボールでも崩れにくいと感じた。だからこそ、「#打球が変わるシューズ」なわけだ。

もちろん、ツアープレーヤーも使っているわけで、競技者レベルにはバッチリなわけだが、我々一般プレーヤーは、なるべくケガをしたくないところ。勢い余って内反(足が外側に倒れる)なんてことが起こりづらそうなので、この安定感は、広くオススメしたい。

編集部(川)
全速力でも止まれる安心感
切り返しが、ものすごく楽!



かかとだけでなく、足全体をしっかりホールドしてくれるというのがすごくよくわかる。決して軽いわけではないが、少し動いてみただけで安定性を強く感じ、プレーヤーとして不安要素を取り除けてくれるのがうれしい。 横に振られた時や浅いボールを追いかける局面など、どんな状況でも「止まれるかな…」と不安を持つことなく、安心してトップスピードから止まることができるのが、このシューズのすごいところ。シンプルな見た目とは異なる「グリップ力の強さ」、「安定性」は“スゴイ”の一言である。また、切り返しがものすごく楽で、思いどおりに動くことができる。そのため、一歩目が出しやすい。

アスリートや競技性の高いテニスがしたい人には、こちらがオススメなのでは?と思う。このシューズなら前後左右、どんな動きもサポートしてくれるだろう。

KAOS 3.0 VS RUSH PRO 3.0
どっちがどうなの!?
スパイダーランチャレンジ!

スタートダッシュの「KAOS 3.0」、フィニッシュの「RUSH PRO 3.0」ということで、両シューズを比較するにあたり、『スパイダーラン※をしたらわかるんじゃないの?』ということでやってみました。本当に真剣に走りましたが、重要なのはタイムだけではありません。スパイダーランの中で感じた両モデルの特徴を、ズバリご紹介します!!
※センターマークがスタート点。①「ベースラインとシングルスサイドラインが交わる点」までダッシュしてスイング。すぐにスタート点に戻り、以降、②「サービスラインとシングルスサイドラインが交わる点」、③「サービスラインとセンターラインが交わる点」、④「②の反対側」、⑤「①の反対側」まで行きスイングし、センターマークまで戻るフットワーク練習。

スパイダーラン インプレッション KAOS 3.0



編集部(広) 18.63秒 
後に測った「KAOS 3.0」の方が早かったとは単純に驚き!
ラリーの時と同様に最初の一歩目、二歩目で軽さを感じたが、止まる時の安定感はこちらの方が下だった。スパイダーラン自体の慣れもあったのかもしれないが、感じていた最初の軽さによっていつもより速かったということなのかも。するとラリー中、いつもなら拾えないボールが拾えていたのか!?
気になる...。



編集部(川) 17.85秒

足を素早く回転させることができ、次から次へと足が運べるイメージ。ストップ&ダッシュは決してスムーズとは言えないが、結果的にタイムは速い。短い距離でも速く走れているのは、ソールが反っていることで、前への荷重がスムーズになるからかもしれない。

スパイダーラン インプレッション  RUSH PRO 3.0



編集部(広) 19.85秒

45歳ですから、こんなものでしょう…と自分を納得させた一本目。オモシロイことに、走っている間ずっと感じていたのは、こちらの方が早いだろうということ。というのも、起動時も静止時も安定感があったから。

それだけに、「KAOS 3.0」の方が早かったとは驚き。ちなみに「KAOS 3.0」のあと、改めて「RUSH PRO」を履いて走ってみたのですが、1本目より遅いタイムでした...。いや、タイムは関係なく、謳うだけあって安定感は確かでした。



編集部(広) 19.38秒

KAOS 3.0と比べると、明らかに切り替えしがしやすい!

止まりたいところで踏ん張れて、ターンで蹴ることができる。そのおかげで、上体を安定させられ目線を一定に保つことができる。それに比例して、タイムも速くなったと思いきやKAOS


★[Wilson Web Magazineバックナンバー(2011年1月号~2020年3月号)]3.0のほうが速い...。 https://wwm.tennisclassic.jp/archive/backnumber/index.html

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