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2019.08.23

メーカーズボイス

#BLADERの覚醒 新「ブレード」注目3モデルを試打 7代目はココが素晴らしい!

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8月1日、ついに情報公開となったウイルソンの「ブレード V7.0」。シリーズ7代目のコスメは、“アンコンタミネーテッド・デザイン2.0”。前作ではグリーンだったフープ部サイドがグレーとなり、トップにグリーンが入った。見た目もフレッシュになった新しいブレードV7.0は、一般プレイヤーでも恩恵を得られるのか?

8月23日(金)に発売となったばかり! の『ブレード 98 18×20 V7.0』、『ブレード 98 16×19 V7.0』、『ブレード 98S V7.0』、3モデルを編集部の試打コンビ(広)&(川)が、さっそく試打。
#BLADERの覚醒、その打ち味やいかに!?



試打! 「ブレード 98 18×20 V7.0」

テニスクラシック編集部(広)
18×20でも打てるようになった!一般プレーヤーも検討の価値あり

覚醒とはいえ18×20のストリング・パターンは「自分には無理だろう・・・」と思ったら、予想以上に打てる! そして、ビックリするほど打球感が気持ちいい! 例えるなら、名器「Pro Staff mid(85平方インチ、16×18)」のような、小さな面で目が細かなストリング・パターンのボックス形状のそれ。「X-LOOPテクノロジー」にしなりが加わったこともあり、ボールが走る! 前作より打ちやすくなっていることはまちがいない。



では“縦しなり”によるスピン性能はどうなのか?やはり前作より掛かりやすく感じる。しっかり振れる時は、捕まえてグリっとスピンが掛かる感じがよくわかる。打球的には、フラットドライブの弾道。ぶっ叩くと、「グンと走ってギュンと落ちる」と言うとおわかりいただけるだろうか。スイング速度が自慢の若いプレイヤーはもちろんオススメ。しかし、攻略の楽しみがあるという意味でも、私みたいな中年プレイヤーも一度試してみてほしい。簡単とは言えないが、前作より打ちやすくなっている。だからこそ打ちたいと思えるモデルだ。

テニスクラシック編集部(川)
中上級者向けモデルだが、捕らえられた時の伸びは「超ド級」



まず感じたのが「スイングがしやすいな」ということ。18×20というストリング・パターンを見たら、普通は緊張するはず。ボールの飛びやスピン性能的に“相当のスイング速度が必要”と考えてあたりまえ。ハードルは高いように思うだろう。

ただ、実際打ってみると少し印象が変わるのだ。まずは、フラットを打った際だが“ボールが伸びる!!!”ボールスピードが落ちることなくバウンドしていった。また、ショットのバラツキも少なく、安定しているというのも好印象。同じく、コントロール性能もやはりメリット。一般的には、上級者用のラケットと見るだろうが、これらのメリットを感じられるなら十分アリだと思う。我こそは! という方はぜひ試してみてほしい。

試打! 「ブレード 98 16×19 V7.0」

テニスクラシック編集部(広)
スピードとスピンがミックスした質のいい強打が打てる!



18×20のあとに打ったのが16×19、パワーもより感じられるラケットだ。ボールを捕まえれば、“ググ・ドン! ”と飛ぶ。しなりが大きいため、インパクトで一瞬ボールを捕まえる感覚がある。そして心地よい。X-LOOPテクノロジー採用のBLADEらしさは、もちろん残っていて、特にスイートスポットで捕らえた際の、柔らかな打球感は「BLADEだ! 」と感じられるだろう。

スピン性能に関しては、やはり18×20より16×19のほうが掛けやすい。グリグリのスピンというよりは、スピードが乗った質のいいドライブボールが特徴。厚く捕らえてアウトするかなというボールが落ちてくれるので、ぶっ叩きたい人にイイ。また、それらメリットを感じられるボレーもかなり打ちやすい。「BLADE」というとストロークの印象が強いモデルだが、これはかなりイイ!
個人的には、ナイロン・マルチを張ってプレーしたら、さらによくなりそうと感じた。

テニスクラシック編集部(川)
食いついて弾く打球は唯一無二 すべてのショットで満点が出せる1本



まず感じたのは特徴的な打球感。硬さは感じないが、しっかりした感じが手に残る。
打っていく中で、オススメしたいと思ったのは、フラットドライブでガンガン打っていくプレイヤー。フェイスが縦長形状なので小さめに見え、強打は難しそうに思うが、実際打ってみるとシビアとは思わない。冒頭で語ったとおり、打感はほどよく硬く、ボールが食いつく感じが、非常にGOOD。加えて、浅いボールに対しての打ち込みやボレーが“パンッ”と弾ける感じが快感だった。

打球が鋭く伸びてくれるので大会に出ている人にとっては心強いはず。その一方で、スイングスピードを落としてもスピンもしっかり掛かってくれるし、ラケットのパワーもある。「BLADE」というと一般の人には難しいイメージもあるが、今回のモデルはしなってくれて非常にスイングしやすい。

試打! 「BLADE 98S V7.0」

テニスクラシック編集部(広)
強打を打ってもしっかり落ちる ブレードの魅力が凝縮された1本



98(18×20)、98(16×19)は、速い弾道で最後に落ちるフラットドライブこそが魅力。その点で「スピン・エフェクト・テクノロジー」※搭載のSラケは、スピン性能はもちろん、打球感も柔らかく、ストローク、サーブ、ボレーとオールマイティーさを感じられる。特にスピン系のサーブが打ちやすい。パワーもあり、スピンも掛かるため、キレがあり、バウンド後に走るような感覚があった。

また、スピンが掛かりやすいという特徴はネットプレーでも感じることができる。
前に出て攻撃的に打ちこんでいくようなプレーでは、強打しても、しっかりベースラインの手前で落ちてくれるのだ。これもスピン性能が上がった新BLADEの長所だと思われる。ある意味、新BLADEの魅力を十分味わうことができる、バランスの取れたモデルだと言える。

※スピン・エフェクト・テクノロジー=スピン発生の原理であるスナップバック(ストリングがズレて戻る動きのこと)を最大限発生させるための唯一無二のテクノロジー。縦糸の本数が横糸の本数より多いことで、スナップバックをより大きく発生させる。同テクノロジー搭載モデルをSラケという。




テニスクラシック編集部(川)
Sラケはスピンだけじゃない!
コントロール性能もGOODなストローカー推奨なSラケブレード



98(16×19)のモデルと比較すると、98(18×16)のストリング・パターンのおかげか、打球感がかなり柔らかく感じられる。

ラケット自体のしなりは変わらないのだが、ボールを包み込むようなホールド感があり、ボールもよく飛ばすことができる。これぞSラケという感じだ。スピン・エフェクト・テクノロジー搭載で、スピンが掛かりやすいのはもちろんだが、だからこそ見落としがちなコントロール性も高い。狙ったところにしっかり打てるというのは、何より心強い。ストロークで粘ってポイントにつなげる人、相手を徐々に追い込みたいという方におススメのモデルだ。


BLADE 98 18x20
¥33,000(税抜き)
フェイス面積: 98sq.inch
レングス: 27.0inch
Av.ウェイト: 305g
Av.バランス: 32.0cm
フレーム厚: 21.0mm
グリップ・サイズ: G2, G3
ストリング・パターン: 18x20
適正テンション: 50-60p



BLADE 98 16x19
¥33,000(税抜き)
フェイス面積: 98sq.inch
レングス: 27.0inch
Av.ウェイト: 305g
Av.バランス: 32.0cm
フレーム厚: 21.0mm
グリップ・サイズ: G2, G3
ストリング・パターン: 16x19
適正テンション: 50-60p



BLADE 98S
¥33,000(税抜き)
フェイス面積: 98sq.inch
レングス: 27.0inch
Av.ウェイト: 295g
Av.バランス: 32.5cm
フレーム厚: 21.0mm
グリップ・サイズ: G2, G3
ストリング・パターン: 18x16
適正テンション: 50-60p



BLADE SW104 AUTOGRAPH CV
¥36,000(税抜き)
フェイス面積: 104sq.inch
レングス: 28.0inch
Av.ウェイト: 306g
Av.バランス: 33.0cm
フレーム厚: 22.0
グリップ・サイズ: G2, G3
ストリング・パターン: 18x19
適正テンション: 50-60p



BLADE 104
¥32,000(税抜き)
フェイス面積: 104sq.inch
レングス: 27.5inch
Av.ウェイト: 290g
Av.バランス: 32.0cm
フレーム厚: 22.0
グリップ・サイズ: G1, G2
ストリング・パターン: 16x19
適正テンション: 50-60p


BLADE 100L
¥32,000(税抜き)
フェイス面積: 100sq.inch
レングス: 27.0inch
Av.ウェイト: 285g
Av.バランス: 33.0cm
フレーム厚: 22.0mm
グリップ・サイズ: G1, G2
ストリング・パターン: 16x19
適正テンション: 50-60p


★[Wilson Web Magazineバックナンバー(2011年1月号~2020年3月号)]


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