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2020.09.07

大会情報

まさかの退場処分…ジョコビッチ4回戦敗退<USオープン7日目>

Brad Penner/USTA

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)とパブロ・カレーニョ・ブスタ(スペイン)の戦いとなった4回戦。まさかの結末となってしまった。

試合前のインタビュー、カレーニョ・ブスタは「楽しんでプレーしたい」と語り、ジョコビッチは「彼は簡単なミスはしない(から簡単な試合ではない)」とコメント。試合に臨んだ。

第1セット、前半はサービスキープが続く展開だったが、4-5で迎えたカレーニョ・ブスタのサービスゲームで、0-40とブレークポイントを迎える。しかし、ここでカレーニョ・ブスタはここで3本を凌ぎ、デュースに。すると興奮したジョコビッチは、ここでボールをサイドに打ちつけてイライラを現にする。

結局、そのゲームはカレーニョ・ブスタがキープして5オールに。
続くジョコビッチのサービスゲーム、カレーニョ・ブスタは15-40からブレークに成功。すると、その瞬間、(後ろを振り向かず)ボールを後ろに打つとラインパーソンのノド付近に当たってしまい転倒。その後、ラインズパーソンは立ち上がったものの、これがルール違反に当たるということで、トーナメントデレクターや審判とも長い話し合いが行われた。結果、ジョコビッチの退場処分が決定。最後まで食い下がる姿勢を見せていたジョコビッチだが、カレーニョ・ブスタの元に行き、ラケットタッチして荷物をまとめてコートを立ち去った。


その後、USオープンは「グランドスラムルールブックにのっとり、意図的にコート内で危険なボールを打った彼の行動に対して、USオープンの審判は、2020年全米オープンから退場処分とした」「退場となったことで、ジョコビッチがUSオープンで獲得したすべてのランキングポイントは没収。違反した事件に関しての罰金が科されるだけでなく、トーナメントで獲得した賞金が罰金される」と声明を発表している。

解説者は「テニス史上に残る事件だろう。人種性別、その立場に関わらず退場処分は当然のこと」と語り、ジョコビッチの行動は許されないと語った。後味の悪い終わり方となったジョコビッチのUSオープン。今後、尾を引くことになるかもしれない。

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文=知花泰三(全米プロテニス協会公認指導員資格保持者)