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2020.09.08

大会情報

ピロンコワが産休明け約3年ぶりのツアー復帰で準々決勝進出!<USオープン8日目>

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(c)Andrew Ong/USTA

ツベタナ・ピロンコワ(ブルガリア)
6-4 6-7(5) 6-3
アリーゼ・コルネ(フランス)

USオープン8日目、ノーシード同士の対決となったピロンコワとコルネの女子シングルス4回戦は、2時間49分の激闘の末にピロンコワが勝利。準々決勝の切符を手に入れた。

第1セットを2ブレークして先取したピロンコワ。第2セットではブレーク合戦となり、まずコルネが4-2とリードを作る。直後、ピロン湖はブレークバックして5-4と逆にリード。サービング・フォー・ザ・マッチを迎えるが、コルネが我慢強く粘り続けてブレークに成功。その勢いのまま、タイブレークを取り、ファイナルセットへ持ち込んだ。

(c)Pete Staples/USTA

ツベタナ・ピロンコワ (c)Pete Staples/USTA

最終セット、第2セットの勢いをキープして先にブレークしたコルネだったが、展開の早いピロンコワの攻撃についていけず。2度、ブレークしたピロンコワが6-3で取り、勝利した。

(c)Andrew Ong/USTA

アリーゼ・コルネ (c)Andrew Ong/USTA

息子の出産のため2017年ウィンブルドン以来、約3年間のブランクがあったピロンコワ。「(ベスト8を)リアルなことだと信じられない」とし興奮した様子でコメント。また、第2セットのマッチポイントから挽回されたことについては、「作戦を変え、アグレッシブになることと、ポイントを早めに決めるように努めた」と切り替えがうまくいったと語った。

準々決勝では、セリーナ・ウイリアムズ(アメリカ)と対戦する。“母親対決”になることを問われ、母国に残してきた息子のことを思い出し、涙ぐむ場面も。「きっと見ていてくれていると思う」「レジェンドと対戦することは名誉なことで、試合が楽しみ」と答え、チャンピオンとの対戦を待ち望んだ。
とはいえ、3年ぶりのツアーで4試合戦い抜いた体は疲労困憊。すぐにアイシングとマッサージをしてリカバリーに努めるとコメントした。

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文=知花泰三(全米プロテニス協会公認指導員資格保持者)