楽天ジャパンオープンのために来日したウイルソン契約プレーヤーのミロシュ・ラオニッチ(カナダ) &アレックス・デミノー(オーストラリア) 。その際に行われた「BLADER(=BLADEユーザー) スペシャルインタビュー」をご紹介! 日本の印象、食事について、ウイルソンの魅力、使用ラケットの長所、もしテニス選手になっていなかったら? など、バラエティーに富んだ質問に、笑顔で答えてくれた!
――はじめに、日本の印象を教えてください。ラオニッチ: 「とても素晴らしい国だと思います。ジュニアの時に、大阪の大会に出場し、プロになってからもフューチャーズの大会や楽天ジャパンオープンで何度か来日しています。日本でプレーすると結果も良く、周りの人々もとても優しく接してくれます。日本の文化が本当に好きで、今回の来日が7回目になりますが、毎回新しい発見があり、年齢を重ねるごとに日本の素晴らしさをより実感できています。日本での大会に出場できることを毎年楽しみにしています」
――日本の食事はいかがですか?ラオニッチ: 「中には食べられないものもありますが、基本的には日本食はとても好きですよ。特に日本で食べられるお肉が大好きです。味付けが絶妙で気にいっています。お寿司も好きですが食べられないものもあります。今後は少しずつ自分のお腹と相談しながらトライしてみます」
――ウイルソンの魅力について、ずばり教えてください。 ラオニッチ: 「ウイルソンは常にチャンピオンをサポートしてきました。テニス界で最もグランドスラム優勝者を輩出しています。私はずっとウイルソンを使ってきて、ウイルソン以外使ったことがありません。ウイルソンは私にとって “ファミリー”です。常に献身的なサポートをしてくれ本当に信頼していますし、テニスを始めた頃からプロになっても、本当に感謝しています。ラケットを握ればそこには安心感があり、長年使用しているので、身体の一部のように感じています」
――影響を受けた選手は誰ですか?ラオニッチ: 「私にとってのアイドルはウイルソンを使用していたピート・サンプラス選手です。本当に憧れていました。彼の試合をビデオで録画し、何度も見直して彼のプレーを勉強し、練習してきました。サンプラス選手のサーブを見て、私もサーブに重点を置くようになり、現在に至ります」
――サンプラスと言えば、シングルバックハンド。あなたは両手バックハンドですね。 ラオニッチ: そうですね。何度かシングルバックハンドは考えました。ただ、以前読んだことがあるのですが、サンプラス選手も14歳まで両手バックハンドだったみたいです。また元コーチのロバート・ランズドーフさんが、もしサンプラス選手が、両手バックハンドだったら、もっと素晴らしいキャリアを送っていただろうと言っていました。色々なウワサはありますが、私はシングルバックハンドにはならず、両手バックハンドを続けてきました」
――もしテニス選手になっていなかったら、今何をしていると思いますか?ラオニッチ: 「これは私の希望ですが、バスケットボール選手になって、NBAで活躍したかったですね。バスケットボールが大好きで、今でもよくチェックしています。これはただの夢ですけどね」
――NBAで好きな選手といったら誰でしょうか? ラオニッチ: 「昔トロント・ラプターズでプレーしていたヴィンス・カーター選手が大好きでしたし、マイケル・ジョーダン選手やコービー・ブライアント選手も好きでした。今はケビン・デュラント選手が、昔ながらのプレーをするので好きですね。テニス選手になってなかったら、現実味が一番あるのは恐らく大学で経済学やファイナンス関連を勉強し、金融関係の仕事に就いていたと思います」
――ご自身の最大の武器は何でしょうか?ラオニッチ:「間違いなく私の最大の武器はサーブです。皆さんもそこに期待していると思います。もちろん勝つためにサーブ以外も練習し、レベルアップしてきましたが、やはりサーブに一番の自信があります。幼少の頃から努力してきたので、私のプレーに欠かせない最大の武器ですね」
――使用している「BLADE 98 CV(18×20)」の魅力はどんな部分でしょうか?ラオニッチ:「このラケットは自信を持って使用しています。特にコントロール性が良いですね。私は大柄の選手ですしパワーもあります。物理的に考えれば、力いっぱいボールを打てば、必ずアウトになってしまいます。でもこのラケットを使えばパワー伝達が上手くでき、コントロールもできるのです。なのでパワフルな高速サーブでも、ベースラインからのストロークも、このラケットなら正確に打ち分けられます。そしてカウンターベイルにより、身体に負担が掛からないのでしっかり振り抜け、スイングスピードも躊躇せず、アグレッシブにパワフルなショットを打っていけます。こういったショットが打てるので、より攻撃的に前に出て、ネットプレーなどを織り交ぜた私の理想のテニスが出来るのです」
――あなたにとって「夢のラケット」とは、どんなラケットでしょうか? ラオニッチ: 「どんなショットを打っても、ミスにならないラケットですね。これは究極のラケットで、ボールに自分が追い付きさえすれば、必ずコートのライン際に返球してくれるラケットです。近い将来、近未来的なラケットが出来てきたら面白いですね。例えば観客の皆さんに、力強く打つ音が聞こえたり、感じ取っていただけたらすごいですよね。選手にとっても観客の皆さんにとっても、テニスがもっとドラマチックになったら面白いと思います」
――最後に、日本のファンの皆さんへメッセージをお願いします。ラオニッチ「日本のファンの皆さま。いつもありがとうございます。日本に来るたび皆様からは、温かいサポートやおもてなしをいただき、本当に感謝しています。また近い将来お会いしましょう」