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2020.09.09

メーカーズボイス

全世界同時発表!!より戦えるモデルに進化した「ブレードSW102オートグラフ」

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グランドスラム23冠のセリーナは
ツアーの新たな道を切り開いてきた

Ladies and Gentleman, Please welcome No.1 in the world. Serena Williams.
(場内の皆様、世界No.1のセリーナ・ウイリアムズ選手の登場です!)


2015年、インディアンウェルズ「BNPパリバ・オープン」、コートに入場してきたセリーナは、スタンディングオベーションで迎えられた。鳴り止まない歓声と拍手。その中でセリーナの瞳は潤んでいるように見えた。彼女が同大会に出場したのは実に14年ぶり。その理由は、2001年に起きた悲劇があったからだった。

当時、彼女は準決勝で姉ビーナスと戦う予定だった。しかし、姉は故障のために試合直前に棄権を選ぶ。不戦勝で決勝進出を決めたセリーナはキム・クリスターズを倒して優勝。本来であれば称えられるべき優勝者に降り注いだのは、罵声や人種差別的発言。観客たちは、ビーナスの棄権を、セリーナの体力を温存させるための策だと勘ぐったわけだ。
「(あの時)観客の99%は白人で、私にブーイングを浴びせた。人種差別的発言もあった」とセレナは当時を振り返っている。今となっては信じられないような話に聞こえるが、19年前の世界は、そんな傾向もあったのだ。


久しぶりに出場した2015年大会では「もうわだかまりはない」と明かし、出場することになったのだが、グランドスラム23冠という輝かしい成績を残しているセリーナは、人種差別とも闘い続けてきた偉大なチャンピオンであることを忘れてはならない。

【関連記事】パワーと質を求める人々の最適解 「BLADE SW104 Autograph CV V7.0」 「BLADE 104 V7.0」


進めてきた新モデルの開発
そして、ついにベールを脱ぐーー

そのセレナも38歳(9月26日で39歳になる)。さらに結婚をし、出産も経験。ブランクができたこともあって、復帰後、身体能力的な衰えが隠せない状態となってきている。よく“パワフルテニス”と一口に語られてしまうセレナだが、もちろんパワーだけで勝てるわけではない。コントロール、駆け引き、様々な点で秀でていたから勝っていたわけだ。一方で、パワーの衰えは、彼女のテニスにとって非常に痛手である。そう考えれば、当然ではあるが、セレナはウイルソンと共に次なるラケットの開発をしていた。


全豪オープンでは、黒塗りのラケットでプレー。実は開発中のラケットだった


2020年の全豪オープン、セリーナは黒塗りラケットでプレーしている。実はあれは、開発中のプロトライプだった。そして、そのラケットがついに完成。公式戦としてはUSオープン前哨戦より使用を開始している。


そのラケットが9月8日、アメリカ・セントラルタイム9:00に解禁となった。
その名は「ブレードSW102オートグラフCV(BLADE SW102 Autograph CV)」である。





そのラケット名から気付くだろう。今回、そのフェイスサイズは102平方インチと前作から2平方インチ小さくなっている。「キャリアを通じて、ずっと100平方インチ以上を使ってきている。(102平方インチは)私にとって最小部類のフェイスサイズ。とてもいい具合だわ」とセリーナ。
さらに「前のブレードを、今でも愛しているし、私のゲームの一部だと感じている。だけど、調節が必要になっていたことも事実。テニスラケットというのは非常に繊細なもの。だから、フィーリングを変えることなく、コントロール性を加えたいとウイルソンと開発を進めてきた。新たなこと、新たなテクノロジーも考えてやってきた過程は、非常に長く大変なものだったわ。だけど、ついに私が求めていたものが出来上がった。最高のフィーリングよ」と新モデルについて語っている。



キャリアを通じて100平方インチ以上を使用しているセリーナ

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