close

2020.08.26

メーカーズボイス

画期的改良で一躍大人気に!「ブレードV7.0 98シリーズ」

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

日本からのリクエストがなければ
「16×19」という
ストリングパターンはなかった


「ブレード(BLADE)」シリーズは、2006年に誕生。当時の最新素材「n-Code」を搭載し、「nBLADE 98」という名前でリリースされた(106平方インチモデルも同時に発売)。カタログには、<ウイルソン伝統のツアー系モデルとして誕生したニュー・モデル。しっかりとした快適な打球感を実現するナノ・フォームを採用>と説明されている。その横には「X-Loop」テクノロジーの説明が書かれている。初代モデルから、搭載されているのだから、いかにこの技術が優れたものであるかがわかる。




さて初のブレードのストリングパターンはというと18×20だった。BLADEというと、日本人にとっては16×19に慣れ親しんでいるが、グローバルで見れば、18×20がスタンダード。16×19のストリングパターンが登場したのは、2013年のことだ。これは、実は日本の要望が通ったから。さらにスピン・エフェクト・テクノロジー*搭載モデルも出て、ブレード98平方インチシリーズは3種類のラケットが存在することとなった。現在では、ヨーロッパでも16×19の人気が高まってきているというからおもしろい。



*回転を生み出すスナップバック(ボールがラケット面をコンタクトした時にストリングがズレて元に戻る動き)をより大きくするために生まれた、横糸が縦糸よりも少ないストリングパターン。ウイルソンの特許テクノロジー


ブレードのマイナス点を一掃
それが<バージョン7.0>

ツアーモデルとして作り、狙いどおり多くの競技者に愛されるモデルとなり、ウイルソン契約プレーヤーでも一番人気となったブレード。だが、一方で“難しい” “敷居が高い”というイメージがつきまとっていた。もちろん、ウイルソンもそれは把握していた。だからこそ、BLADEの持ち味をキープしつつ、より多くの人に受け入れられるモデルにすることを目指す。そうして完成したのが、#BLADERの覚醒でおなじみ「ブレード V7.0」である。

ブレードらしさという点でいうと、唯一無二の『X-LOOP』テクノロジーが重要だ。ボールを捕らえて打つ、その中で生まれる、しなり、ひねり、そしてしなり戻し、ひねり戻しがパワー、打球感を生み出す。これがなければBLADEと言えないため、当然採用されている。




世界的に見てラケットの“しなり”は、特に人気のあるラケットの性質である。元々BLADEは、ウイルソンの中でもしなりの数値が高いラケットである。なのに、なんで難しい印象になったのか? スイング速度との兼ね合いもあるが、しなりが高いとボールが飛びにくくなるということはあるだろう。さらにブレードは、フラット系のボールを打つのに適しているため、スピンが多少かかりにくいという性質があった。

ならば、それらを一気に解決してしまおう! というのが、バージョン7.0のすごいところである。

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録