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2020.09.15

選手情報

ナダルが大会10度目の優勝へ意気込み! 一方で全仏への懸念も言及

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9月14日、ラファエル・ナダル(スペイン)が、出場する「BNLイタリア国際」(イタリア・ローマ/ATP1000)の前日会見に登場し、大会10度目の優勝へ向けて意気込んだ。

これまで同大会9度の優勝経験を持つナダルは、「ローマはいつもエキサイティングだ。世界で最も重要なイベントの一つだからね。それと同時に観客がおらず、バブルの中にいて街を楽しむこともできない。でも、少なくともここローマで、大会が開催されていることはポジティブなことだし、うれしいよ」とコメント。難しい状況にもかかわらず開催されることを喜んだ。
新型コロナウイルスのツアー中断期間で、エキジビションマッチも戦っていないナダル。今大会は2月のアカプルコ大会で優勝して以来の試合だ。
その初戦は、先日のUSオープンベスト4のパブロ・カレーニョ・ブスタ(スペイン)。ツアー屈指のクレー巧者が相手に、タフな戦いになることを予想したナダルだが、「大きな期待をせずに試合に臨めることに興奮している。競争力を感じられるようにすることが第一の目標。自分がどのように感じ、目標に向かっていけるかを見ていこうと思う」と、気負わず調子を整えていきたいと語った。

一方、今大会のあとに開催される全仏オープンに対してもナダルは言及。懸念していることがあるという。それは、一日最大1万1500人の観客が来場するということ。
すでに、フランステニス連盟は、大会プロトコルを発表。それによると、センターコート(フィリップ・シャトリエ)やAコート(スザンヌ・ランラン)には、最大5000人。Bコート(シモーネ・マチュー)は、最大1500人の観客を動員するとしている。

ナダルは「ローラン・ギャロスの状況がどうなっているのかわからない。今後数週間で、ウイルスの状況がどうなっていくのか見ていこう。良い方向に進めばいいね。僕たちは状況が改善されるのを辛抱強く待つ必要があるよ」と、観客がいることを喜ぶのではなく、より深く注視していくべきだとしている。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma