close

2018.06.22

メーカーズボイス

7.1全世界同時発売!! フェデラー共同開発第2弾 NEW PRO STAFFには2つの秘密があった!

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

以前、「フェデラーがナイショにしておくよ(笑)」と答えていた、プロスタッフ12.0が遂にベールを脱ぐ!

やはりロジャー・フェデラーには、芝が似合う。
6月11日から開催されたATP250シュツットガルト大会決勝、フェデラーはM.ラオニッチを6-4、7-6(3)で下して勝利。世界No.1復帰を自らの優勝で祝った。 今大会、3ヵ月ぶりのプレーとなるフェデラーの状態と同じく、注目を浴びていたポイントがある。彼の相棒のラケットだ。7月1日、全世界同時発売される最新作を手に持っての戦いだったのだ。



原型となった前々作、前作に、2012年からのストーリーがあったことは前号でお伝えしたとおり。2016年発売の前作は、フェデラーが共同開発者として参画。世界最先端の塗装技術、ベルベット・ペイントを生かしたアンコンタミネーテッド・デザイン(汚染されていないデザイン)を採用した。フェデラーが求めるスタイリッシュさ、そして構える際の指の感触にまでこだわり抜いた同モデルを持ち、フェデラーは3つのグランドスラム、世界No.1復帰を成し遂げた。しかし、フェデラーは生粋のコンペティター(競争者)。勝ち続けるために、妥協を許すことはない。



きっかけは、昨年のUSオープンでの敗戦だった。勝ち進んでいったフェデラーは、準々決勝でJ.M.デルポトロに悔しくも敗戦。それが新モデル開発を加速させた。ちなみに昨年10月、11年ぶりに来日を果たした際のインタビュー(17年10月配信号)でも、「次の『PRO STAFF RF97 AUTOGRAPH』も開発中なんだけど、今回はナイショにしておくよ(笑)」と答えてくれている。
果たして完成した12代目の「PRO STAFF」。いったいどんなチェンジがあるのか? フェデラーが答えている。

『Make it minimal, but make it significant』<それは、とても小さなことだ。しかし、それがとても大切なことなんだ>

前作を作る際、フェデラーは「パフォーマンスには満足している」「ただ、まだ完璧ではなくて、ラケットの手触り、感触をより良くしてほしい」と語っていた。すでにほぼ完璧に近いモデル。だからこそ、変更点は小さなものになったわけだ。

最新作には2つの変更点がある。まずは『ラケットのフープ部分(フェース部分のフレーム)のフレックス(強度)をわずかに下げたこと』。フェデラーは、回り込みフォアの球威アップ、精度アップのために、それをリクエストしたのだという。“わずかな調整”がもたらすものは何か? いわく<フェデラーにしか感じとれないかもしれない変化>なのだという。なんとワクワクする言葉だろうか。違いのわかる男...フェデラーが求めた微調整をアナタは気付けるだろうか?



もう1点がコスメの変更である。前作でフェデラーがこだわった“汚染されていないデザイン”が「アンコンタミネーテッド・デザイン2.0」へと進化したのだ。具体的にはフープ部分の3時、9時部分、そしてシャフト部のWilsonロゴをホワイトにしている。また、前作ではスイス国旗になっていた部分がRFの文字に変更、シャフト部内側にあったフェースシルエットが、オートグラフに変更になっているなど、細かな変更もある(前出のインタビュー時に「このイラストは、私のためのものではないよ! プレー中、自分に見つめられているのは、なんか変だしね!?(笑)」と答えていることにも関係はあるかもしれない。

<それは、とても小さなことだ。しかし、それがとても大切なことなんだ>

前作で、あれだけの結果を残したうえでの言葉だけに、ブラック&ホワイトの『PRO STAFF RF97 AUTOGRAPH』を使っての戦いにも期待が高まる。



もちろん、フェデラーモデルだけではない。シリーズ3モデルも、フェデラー監修の下、バージョンアップされている。
まず、『PRO STAFF 97CV』は、その名前どおり、衝撃吸収素材のカウンターベイルを搭載し、RF97と同様にフープ部分のフレックスをわずかに落としている。多くのプロも使用する同モデルの活躍も楽しみである。そして、前シリーズで大ヒットとなった『PRO STAFF 97L』。こちらにはフェデラーの「女性やジュニアが使用し、パフォーマンスを上げるために、パワーアシストを加えたい」という言葉を受けて、その素材にハイ・パフォーマンス・カーボン・ファイバーを加えて作られている。そして、未来のフェデラーを目指すためのジュニアモデル『PRO STAFF26』も、ラインナップされている。

共同製作者、フェデラーの監修により、さらに完璧に近づいたPRO STAFFシリーズ3モデルは、7月1日(日)全世界同時発売でリリースされる。






PRO STAFFシリーズ



PRO STAFF RF97 AUTOGRAPH
¥42,000(税抜き)
フェース面積: 97sq.inch
レングス: 27.0inch
Av.ウェイト: 340g
Av.バランス: 30.5cm
フレーム厚: 21.5mm
グリップ・サイズ: G2,G3,G4(初回のみ)
ストリング・パターン: 16x19
推奨テンション: 50-60ポンド


PRO STAFF 97CV
¥38,000(税抜き)

フェース面積: 97sq.inch
レングス: 27.0inch
Av.ウェイト: 315g
Av.バランス: 31.0cm
フレーム厚: 21.5mm
グリップ・サイズ: G2,G3
ストリング・パターン: 16x19
推奨テンション: 50-60ポンド



PRO STAFF 97L
¥35,000(税抜き)
フェース面積: 97sq.inch
レングス: 27.0inch
Av.ウェイト: 290g
Av.バランス: 32.5cm
フレーム厚: 23.0mm
グリップ・サイズ: G1,G2
ストリング・パターン: 16x19
推奨テンション: 50-60ポンド


PRO STAFF 26
¥12,000(税抜き)
フェース面積: 100sq.inch
レングス: 26.0inch
Av.ウェイト: 240g
Av.バランス: 31.0cm
フレーム厚: 23.0mm
グリップ・サイズ: G1,G2
ストリング・パターン: 16x18
推奨テンション: 48-58ポンド

ウイルソン情報なんと450以上のウェブマガジン [Wilson Web Magazineバックナンバー(2011年1月号~2020年3月号)]



無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録