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2020.09.23

選手情報

ナダルの全仏制覇に不安要素!? ベッカー「試合でしか上達できないことがある」

9月22日、グランドスラム6勝のテニス界のレジェンド、ボリス・ベッカー氏が、今年の全仏オープンは「多くのトップ選手にチャンスがある」と語ったと海外メディア『Ubitenns』が報じている。

現在開催中の「ハンブルク・ヨーロピアン・オープン」(ドイツ・ハンブルク/ATP500)に訪れたベッカー氏は、記者に対して、全仏オープンの優勝者を予想。同大会過去12度の優勝を誇る“クレーキング”、ラファエル・ナダル(スペイン)が優勝候補の筆頭であることは変わりがないとした上で、優勝の不安要素を語った。

ご存じのとおり、新型コロナウイルスのパンデミックにより男子ツアーは3月中旬から8月中旬までの約5ヵ月もの間、中断。8月22日にスタートしたUSオープンシリーズからツアーが再開されている。しかし、ナダルは長距離の移動を控えて出場しておらず、先日行われた「BNLイタリア国際」(イタリア・ローマ/ATP1000)が約6ヵ月ぶりの公式戦の出場となった。その大会では、準々決勝でアルゼンチンのディエゴ・シュワルツマンにストレートで敗戦している。

ベッカー氏はこの大会でのナダルのプレーに「ローマでの彼のプレーを見たが、明らかに100%の状態ではなかった。彼はこの6ヵ月で3試合しかしていない」と、例年ナダルがクレーコートで見せるプレーではなかったとコメント。その原因が、この6ヵ月で3試合しか試合をこなせていないことにあるのだとベッカーは語る。
「練習でなく、試合でしか上達できないことがあるんだ。それはラファにも言えることで、彼はバルセロナやモンテカルロ、マドリード、ローマでプレーすることで自分のリズムを持っていた。今年はそれが欠けている」と、13度目の優勝を目指すナダルにとって不安要素があることを指摘した。

さらにベッカー氏は「10月初旬のパリは、(ボールの)バウンドも少なく、気温も高くないだろう。ティエムやジョコビッチなど例年よりも大きなチャンスが何人かいるよ」と、毎年5月から6月にかけて行われる全仏オープンが延期されたこともナダルのプレーに影響するとした。

クレーコートでも強さを見せたジョコビッチやUSオープンでグランドスラム初優勝を遂げたティエムらライバルが出場する全仏オープンで、ナダルはどのようなプレーを見せるのか、注目だ。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma