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2020.09.26

大会情報

全仏女子は誰が勝つ!? ナブラチロワが全仏オープン女子を予想

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グランドスラム通算59勝(シングルス18勝、ダブルス31勝、混合ダブルス10勝)を誇るマルチナ・ナブラチロワ氏が、9月27日から開幕する全仏オープンの女子シングルスで有利な選手をWTA公式サイトに掲載。第1シードのシモーナ・ハレプ(ルーマニア)が、他の選手よりも一歩リードしていると評価した。

例年5月から6月にかけて行われる全仏オープンだが、今年に限っては新型コロナウイルスの影響でツアーが中断。各ツアー大会が軒並み中止となった中、全仏オープン主催者は9月27日から大会を開幕することを決定。
秋のフランス・パリで行われることで、ナブラチロワ氏は「コートコンディションが重くなり、ボールスピードも落ちる」とし、この点で粘り強くストロークでポイントを奪うハレプにとって有利な条件が揃っているとした。
さらに、USオープンを欠場したことも有利に働くとナブラチロワ氏。「プラハとローマで行われた2大会で優勝し、自身に満ち溢れている。フレッシュさや試合でのタフさ、自信を兼ね備えた彼女は、全仏オープンに向いている」と、ハレプが優勝候補筆頭であると高い評価を示した。

また、USオープンで準優勝したビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)についても言及。「ハードコートからクレーコートへの移行は大丈夫だと思う。彼女はクレーコート育ち、だから心配ないでしょう。アザレンカはプレッシャーに強く、また決勝に行きたいと思っているはず」と、短い期間でのサーフェスの変化は影響なく、ハレプの最大のライバルになりそうだとした。

一方、マーガレット・コートの持つグランドスラム24勝という偉大な記録を目指すセリーナ・ウイリアムズ(アメリカ)に対しては、「侮れない力を持っている」としながらも、「彼女のような攻撃的なプレーヤーは、このような秋のコンディションを好ましく思わないでしょう」と厳しい意見を述べている。

ナブラチロワ氏は「大坂なおみもこのグループに入れたかった…」と残念がったが、大坂なおみ(日清食品)は、左太もも裏の怪我やUSオープンと全仏オープンの間が短いために欠場している。

2018年の同大会でグランドスラム初優勝を飾ったハレプ。果たして今大会でどのようなプレーを見せてくれるのか楽しみだ。

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