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2020.10.06

選手情報

D.シュワルツマンインタビュー「身長が低くても、強くなる方法はある」【2017年取材】

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大事なのは、自分の技術と
能力をしっかり伸ばすこと

――テニスを始めたのは7歳の時。きっかけは何だったのでしょうか?
 「アルゼンチンはスポーツがとても盛んな国なんだ。だから、小さいころから自然とテニス、サッカーを含め、色々なスポーツをやっている環境だった。それで、テニスの戦績が一番良かったので、テニスを選んだんだ」

――当時は、どれくらいの練習量をこなしていたのでしょうか?
 「たくさん練習したよ。平均すると1日5時間くらいかな。もちろん時にはそれよりも多い時もあるけどね。本当にたくさん練習していた」

――地元のチーム、ボカ・ジュニアーズの大ファンと聞いています。もし、今、チームから契約の話が来たら、どうしますか?(笑)
 「アハハ! そしたら、ボカ・ジュニアーズのサッカー選手になるかなぁ(笑) ちなみに、ボカ・ジュニアーズにとって、東京は2つ目のホームなんだよ。ここで開催されたFIFAクラブワールドカップで2度優勝している。だからボカのファンにとって、東京は大好きな街なんだ。もちろん、僕にとってもね」

――うれしい言葉です(笑) では、テニスで憧れの選手はいましたか?
 「テニス選手でアイドル視している選手は特にいないよ。ただ、トップ選手からは常に何かを学びたいと思っている。ナダル、フェデラー、ジョコビッチ、マレーは特別な存在で、どのように練習しているのか、どのようにコートで振舞っているか、どのような食事の取り方をしているのかなど、ありとあらゆることをずっとトップにいる彼らから学んでいる」

――では誰と対戦するのが一番エキサイティングでしょうか。
 「一人をあげるのは難しいけど、あえて言うなら、フェデラーとナダルだね。彼らと対戦するのはやはり特別だよ。ライバルは誰か? この選手に負けたくない、という選手はいないんだ。誰とでも仲がいいし(笑) 誰かに対して、何かを思うより、大事なのは、自分の技術と能力をしっかり伸ばしていくこと。だから周りを意識しないようにもしているよ」

――キャリアの目標は何でしょうか。
 「とにかく考えていることは『勝とうが負けようがテニスを楽しみたい』ということ。家から離れずっとツアーを回ることは決して楽なことではない。その中で、ツアーでの生活をどれだか楽しく過ごせるかが一番重要なんだ。さっきも言ったように常に自分の技術と能力をしっかり伸ばしていくことにフォーカスし、キャリアを終えた時に母国アルゼンチンの人に『素晴らしい選手だった』と言ってもらいたい。そうなったら、これ以上うれしいことはないと思う」

――今後、改善していきたいポイントは、どんなところか教えてください。
 「1つのトーナメントが終わったら、次のトーナメントに向けてしっかりと精神的にも肉体的にもリカバリーすることを心掛けている。集中してたくさん練習する時、疲労を考え少しをゆっくり目の練習をするなどのメリハリをつけ、大会に常にベストな状態で挑めるようにしていくことが課題。そのためには、チームの中に『今日はしっかり練習するぞ!』とか『今日は疲れているから少し休養しよう』と見てくれる人の存在が大事。そう言ったことを今、考えて取り組んでいるよ」

――最後に日本のファンにメッセージをお願いします。
 「たくさんの人が会場に足を運んでくれたことに、すごく感謝している。試合だけでなく練習コートにも多くの人が集まってくれるということは、僕たち選手にとって、とてもありがたいことです。東京は素晴らしい街で、人もとても親切なのですごく気に入っています。また会いましょう!」




「僕の生命線は、フォアハンドからの攻撃的なプレー。重要なのは、インパクトなんだ。クリーンにヒットするために、フットワークも大切になる。クリーンにボールを捕らえることで、伸びがあり、威力があるボールが打てるんだ」

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写真=石塚康隆(NBP) Photos by Yasutaka Ishizuka