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2020.11.07

選手情報

【争っている場合じゃない!!】ATP会長がPTPAに話し合いを呼びかけ

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ATP会長がPTPAに呼びかけ
話し合いの実現、歩み寄りはあるか?!

11月6日、ATPのアンドレア・ガウデンツィ会長は、フランス「フィガロ」紙の取材に応え、新組織プロテニス選手協会(PTPA)、そしてノバク・ジョコビッチ(セルビア)との話し合い、そして団結を呼びかけた。

「明らかに、選手たちにとってとても難しい時間でした。ツアーの再開、USオープンの開催日まで、私たちは暗闇の中にいたと思います。多くの人が、不満を抱えていたのです。私自身、元選手なので彼らの心理状態を理解しているつもりです。だからこそ、選手たちの不満や意見に耳を傾けました。11月末と12月末、我々は全員で集まるチャンスがあります。もちろん、(ジョコビッチ&PTPAとの)話し合いにもオープンな姿勢を持っています。大会には選手が必要であり、選手には大会が必要です。私たちは何より、テニスの利益を守るために一緒に戦うべきなのです。言い争う時ではなく、団結すべき時がやってきたのです」、ガウデンツィ会長は、テニスにとって非常に困難なタイミングを迎えている今こそ、これまで以上に団結する必要があると呼びかけている。

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8月下旬、ジョコビッチはATP選手協議会の会長の座を辞任し、ヴァセック・ポスピシル(カナダ)やジョン・イズナー(アメリカ)、サム・クエリー(アメリカ)らとともにプロテニス選手協会(PTPA)を設立。「ATPから独立し、プレーヤーメンバーのニーズと懸念に直接対応する自治構造をプレーヤーに提供すること」を目標とすると明らかにした。
この動きに対して、ATPガウデンツィ会長は、すぐに批判的な声明を発表。WTA、グランドスラム各大会、ITF(国際テニス連盟)が続いてATPを支持する声明を明らかにしている。

現状2つの選手会が存在する事態となっているATP。11月末、12月末での接触で、歩み寄りはあるのか。今後も双方の動きに注目が必要だ。

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Photo by Takeo Tanuma