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2020.11.11

大会情報

来年全豪に男女トップ100の出場意思を確認も全豪主催者が抱える問題とは

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今年の男女ツアーの終わりが迫ってきた中、すでに来年の大会開催への動きが始まっている。
来年1月に開催予定の全豪オープンについて、主催者であるテニスオーストラリアのCEO、クレイグ・タイリー氏が抱える問題をオーストラリアメディア『The Age』に語った。

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すでに主催者は、ATPとWTAのトップ100に対し、大会の施策を説明した上で参加意思を確認しており、その全員が大会への参加を表明。「署名入りの書類はすでに移民局に送っており、必要なビザの手続きができるようになっている」と渡航を制限しているオーストラリアに入国できるようにしたという。

しかし、問題は他にあるとタイリー氏は言う。「オーストラリアに入国する海外から来る人達に検疫を課すルールによって、すべてが変わる可能性がある」ということだ。
これまで全豪オープンに出場する選手のためにオーストラリア各地にバブルを作ることを明らかにしているが、選手にとっては全豪オープン前に試合をしたいところ。だが、同大会開催地のメルボルン以外で大会を開催するためには、その計画が承認される必要があり、加えて国境が閉鎖されている現状では不透明。「そうならなければ、すべての活動をメルボルンに集中させ、その場にとどまるバブルを作り出さなければならない。現状では50%だ」と説明した。

最近では、メルボルンのあるビクトリア州の新型コロナウイルスの状況が改善されており、大会側は収容人数の25%にあたる座席数のチケット販売を予定。今後、このままパンデミックの状況が改善されれば50%にまで増加する可能性もあるとしている。
約2ヵ月後に迫った全豪オープン、そしてその前哨戦はどのような形になるのだろうか。

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写真=石塚康隆 Photos by Yasutaka Ishizuka