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2020.11.25

大会情報

全豪オープンが1~2週間の延期か!?「短い遅れになる」

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開催時期に主催者と政府の意見に食い違いが出ている全豪オープンについて、開催地メルボルンがあるビクトリア州政府関係者が「1~2週間の開催延期になる」と語っていると『Ubitennis』が報じている。

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1月18日の開催を目指していたグランドスラム初戦の全豪オープン。だが、新型コロナウイルスの感染拡大によるロックダウンから明けたばかりのため、ビクトリア州政府のダニエル・アンドリュース州首相は、感染が広がる可能性の高い大規模イベントに消極的だ。さらに、選手たちが12月中に入国することができないことが明らかになり、大会を予定通り行うことが難しくなった。これを受け、全豪オープンが開催延期になるのではないかという憶測が広がっている。

ビクトリア州政府のスポーツ大臣を務めるマーティン・パクラ氏は、「非常に複雑な交渉が行われているため、大会のスタートが多少遅れる可能性がある」と、現状のスケジュールが変わる可能性が高いことを示唆。
続けて、「1週間か2週間遅れる可能性があるとの報道を見たが、その可能性が高いと思う。いくつかの日程が候補に挙がっている。長い遅延というより短い遅れになると考えている」と『シドニー・モーニング・ヘラルド』紙が報じている。

テニス・オーストラリアが計画しているATPカップやブリスベン国際など全豪オープン前に予定されていた他の大会についても、選手の渡航が遅れた場合は難しいものになる。もし、全豪オープンの開催が遅れ、その後に行われるとしたらATPツアーやWTAツアーのカレンダーに大きな影響を与えるかもしれない。

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写真=石塚康隆 Photos by Yasutaka Ishizuka