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2016.07.20

大会情報

ウィンブルドン2016 REPORT

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セリーナ・ウィリアムズ
決勝でも相手を圧倒して
ついにつかんだグランドスラム22勝目

強すぎる女王がグランドスラムのコートに返ってきた。



2015年のウィンブルドンで2年ぶり6度目の優勝。S.グラフが持つグランドスラム最多優勝22まで、あと1勝と迫った。その後、地元USオープンでは準決勝で敗退。今年の全豪、全仏では決勝に進出しながら、いずれも制することができず。それは、22勝目というプレッシャーだったのだろう。

第1シードで迎えた今大会、決勝までの失セットはわずか1という盤石な状況。そして決勝で迎えたのは、全豪で敗れたA.ケルバー(ドイツ)だった。
 第1セットがスタート。今大会、特にサーブが好調だったウィリアムズは、決勝でも変わらず調子をキープ。エース、サーブポイント、またサーブで押してウィナーを奪うという正に圧倒する展開で、6‐2で奪う。続く第2セット、ブレークポイントは握られるが不安など皆無。サービスゲームの第6ゲームをラブゲームで奪ってゲームカウント6-0。ストレート勝利で2年連続7度目のウィンブルドン優勝を達成した。 「記録(GS22勝)のことを意識しないようにすることが、とても難しかった。これまで懸命に努力してきてつかんだ勝利だから、喜びは格別」

やっとつかんだ22勝目、優勝の瞬間、コートに大の字に倒れ込んだ歓喜の姿は、苦しさの裏返しだったのだろう。今回の勝利は、オープン化以降でのグランドスラム優勝最年長記録を更新するものでもあった。34歳となるウィリアムズだが、衰えなどまったく見せることはない。彼女の一強時代、そして伝説はまだまだ続きそうだ。



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