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2020.12.16

メーカーズボイス

ルキシロン「オリジナル」!! 編集部インプレ付き 【錦織圭】も使用を考えた高品質! 現代ポリの開祖

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編集部インプレッション!
ルキシロン『オリジナル』

ビッグバンガー3兄弟の打ち味を改めて感じよう! ということで編集部(広)、(川)がインプレッションをお伝え!! 今回は、長男「オリジナル」編だ。
※テンションは46ポンドで張っています




編集部(広)
兄弟とは少し違う“ちょっとたわむ感”が特徴
高さの制御がしやすく、バックハンドが打ちやすい

ビッグバンガー兄弟の長男「オリジナル」、やはり兄弟を通じての“硬さの中にある柔らかさ”が感じられる。ただし! その柔らかさの質に「オリジナル」らしさがある。

例えば「アルパワー」だと、インパクトでボールの形に沿ってストリングが凹む感覚がある。それに対して、「オリジナル」は<ストリング面全体が瞬時にちょっとたわむ>感覚。何が違うねん! とツッコミが入りそうだが、一番特徴的なのは、軌道の安定感だと思う。捕まえている時間が長い(デュエルタイムが長く感じる)から、左右のコントロール性が良くなるのだが、全体がちょっと伸びて戻るという感じが、高さのコントロール性につながる。単純にパワーやスピン性能といった性能は、アルパワーの方が上。だが、コントロール性、特に高さのコントロール性という意味では、オリジナルの方に軍配が上がる。狙った通過点に通しやすいという意味で、クレーコートでいい(砂入り人工芝でも○)というのも納得である。プロならば、いくらでもスピンはかけられるわけだから、高さの制御がしやすいといったところが人気なのではないだろうか?

また、その“全体がちょっとたわむ”感のメリットが出るのはバックハンド。とても打ちやすい! デュエルタイムが長いから、厚く捕らえやすいし、スピンもかけやすい。特に片手バックハンドの方には、いいのでは!?
またボレーやサーブでも、“全体がちょっとたわむ”感はプラスに働く。個々の性能が欲しいのではなく、アベレージが高いポリが欲しいという方に持ってこい。

個人的に、黄色っぽいカラーリングは、高級感があって好き。デメリットは、リールでしか売っていないということだろう。お試しということならば、仲間内でシェアするなどの買い方を考えてみたい。







編集部(川)
初めてのポリ、ポリの迷い人にも
オススメしたい総合力の高さが魅力

ゲージは1.30mm! ここで、ちょっと構えていた私。だがすごくバランスの取れたストリングだと感じた。インパクトでの違和感もなく、スピン性能が特段優れているわけではない。だが、総合的な能力として、これはこれで良い。

特徴と言われている、ボールの食いつきだが、「アルパワー」ほどではないかなと感じた。「アルパワー」が点でボールを捕らえるストリングだとしたら、「オリジナル」は面でボールを感じることができる。手に打球感がビシビシ伝わってくる感じではなく、かなりマイルドになっている。

では、それ以外はどうか?
スピン性能やコントロール性能、ボールのノビ、打球感の柔らかさなど、どれも飛びぬけているわけではない。だが、このオリジナルは、すべての点で平均点が高い。ポリのベーシックなところだと思う。おもしろいなと感じたのは、スイートスポットを多少外しても、柔らかさを残したままボールを飛ばすことができるところ。ストロークに限らず、すべてのショットで不安要素を消して安心感がある。

どのストリングを使おうか迷っている人は、まずはこれをオススメと言いたいポリ。そして、いろいろ試しすぎてどれを使ったらいいかわからなくなった人にも、“原点”となるこのストリングを使うことをオススメしたい。



(2020/12/23更新)は「ルキシロン ティモ その魅力とは?」 乞うご期待!!



★[Wilson Web Magazineバックナンバー(2011年1月号~2020年3月号)]
https://wwm.tennisclassic.jp/archive/backnumber/index.html

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