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2020.12.21

選手情報

デ杯セルビア代表キャプテンに現役選手のトロイツキが就任「夢が叶った」

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キャプテンに就任も現役続行
トロイツキ「正しい方法で導く」

男子国別対抗戦「デビスカップ」公式サイトは、セルビア代表のキャプテンにビクトル・トロイツキが就任すると伝えた。同チームのエースは、ご存知、世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)である。

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2011年に、キャリアハイとなる世界12位を記録している34歳のトロイツキは、ネナド・ジモニッチ氏の後任として、キャプテンを引き継ぎ、4年の任期で引き受けたという。
就任にあたり、トロイツキは「大変な名誉だ。デビスカップで優勝し、過去数年で多くの成功を収めてきたチームのキャプテンになれることは偉大なことだ」とコメント。加えて、「夢が叶ったよ。こんなに早く来るとは思っても見なかった。間違いなく楽しみにしていたよ」と語った。

2010年のデビスカップで初優勝しているセルビアは、ジョコビッチをはじめ同26位のデュサン・ラヨビッチや同31位のフィリップ・クライノビッチ、同44位のミオミール・ケツマノビッチらランキングで多くの上位選手を抱えている。彼らを率いることについて、「選手たちに選ばれたことは大変名誉なこと。彼らを手助けし、正しい方法で導いていきたい」と自らが理想とするキャプテン像を語っている。

また、トロイツキは「長年の経験から多くのことを学び、チームと一緒にいる時間を大切にしてきた。それを実践し、チームの雰囲気を良くして、みんなが楽しんでチームの一員であることを特別なものだと感じてもらえるようにしたい」と今後のチーム作りを楽しみにした。

今回、セルビア代表キャプテンに就任することになったトロイツキは、現役を続行する意向を見せているものの、単複合わせて通算24勝16敗の成績を残したデビスカップの選手からは退くこととした。

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写真=石塚康隆 Photos by Yasutaka Ishizuka