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2021.02.13

大会情報

ナダル、バーティ、メドベデフらが登場。全豪6日目の注目ポイントをチェック!!

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無観客開催の中で戦いが変化するのかも注目

全豪オープン6日目、男子シングルスはボトムハーフ、女子シングルスはトップハーフの3回戦が行われる。残念なことにビクトリア州が5日間のロックダウンに入ったため当該期間、無観客で催行となる。いきなり静かな中でのプレーとなるだけに、選手たちは戸惑うことになりそうだ。


【画像】全豪6日目のオーダー・オブ・プレイ(試合予定表)


本日の注目度No.1は、やはりラファエル・ナダル(スペイン/世界ランク2)[2]となる。2回戦、マイケル・モー(アメリカ)に対しては、ストレートで快勝してみせた。まったく、影響がないように見えたが、背中の筋萎縮は解消されていないという。「見ればわかると思うが、サーブのモーションが違うはず。引き続き解決策を探して戦う」と語っている。

対するはイギリスのキャメロン・ノリー(世界ランク69位)。一昨年のウィンブルドンでは、錦織圭(日清食品)に勝利しているので、彼の名前を覚えている人もいるかもしれない。1回戦では自国のNo.1プレーヤー、ダニエル・エバンズ(世界ランク26位)[30]を撃破している彼は、レフティでフォアハンドが最大の武器。ナダルのそれよりフラット系で、同様に回り込みフォアを多用する。

「レフティのいい選手だ。強いエバンズを倒しているわけだから実力は本物。ハイレベルのプレーをしないと勝てないだろう」とナダルも警戒している。


そして本日はマーガレット・コート・アリーナの試合に注目したい。

まず第1試合(日本時間9時〜)からは、エリーナ・スビトリーナ(ウクライナ/世界5位)[5]対ユリア・プチンツェワ(カザフスタン/世界28位)[26]。
「昨年、メンタルコーチを雇ってから常にリラックスできている」というスビトリーナは、2回戦ココ・ガウフ(アメリカ)との難しい展開の試合でも、ストレート勝ち。勝負どころでしっかりポイントを奪う効率のいいプレーができている。プチンツェワには目下5連勝中だ。気が早いかもしれないが、トップハーフには自分以上のシードはアシュリー・バーティ(オーストラリア/世界ランク1位)[1]という状況になっている。同様に高い集中を維持してプレーできるなら、スビトリーナのグランドスラム初の決勝進出も見えてくる。


続いて第2試合は、2回戦で前年女王ソフィア・ケニン(アメリカ)を破ったカイア・カネピ(エストニア/世界65位)とドナ・べキッチ(クロアチア/世界ランク33位)が激突する。パワフルなストロークが武器の両者。激しい打ち合いになることは必至だ。グランドスラムでは過去6度、ベスト8入りを果たしているカネピは、全豪では3回戦がベストリザルト。その更新なるはなるだろうか。



超攻撃型ストロークを見せるルブレフ

続いて第3試合は、23歳のアンドレイ・ルブレフ(ロシア/世界ランク8位)[7]対39歳のフェリシアーノ・ロペス(スペイン/世界ランク65位)。ダニール・メドベデフ(ロシア/世界ランク4位 ※ロッド・レーバー・アリーナ第2試合で試合あり)[4]がいるため、今ひとつ目立たないが、昨年5勝を上げているルブレフは、優勝候補の一人と考えるべき存在。ルブレフの超攻撃型ストロークに対して、ロペスのバックハンド・スライスというラリーも見ものである。

ナイトセッション1試合目となる第4試合(日本時間17時以降)には、第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア/世界ランク1位)が登場する。対戦相手のエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア/世界ランク32位)[29]は、前哨戦のギプスランド・トロフィーで全仏女王イガ・シフィオンテク(ポーランド)、世界ランク2位のシモーナ・ハレプ(ルーマニア)を倒しており、決して侮れない相手。バーティは、ダリア・ガブリロワ(ロシア)との2回戦で不安も見せているだけに、展開次第では敗れる可能性もある。

そして第5試合は、ファビオ・フォニーニ(イタリア/世界ランク17位)[16]とアレックス・デミノー(オーストラリア/世界ランク23位)[21]の戦い。カウンターを得意とするフォニーニとコートカバリングがとにかく広いデミノー、想像するだけでワクワクする戦いとなりそうだ。

そのほかジョン・ケイン・アリーナの第4試合(日本時間15時以降)のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア/世界10位)[9]とカレン・カチャノフ(ロシア/世界20位)[19]というカードも楽しみなカードである。

※ランキングは2月8日現在、[]はシード順位

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