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2021.02.19

大会情報

大坂なおみ 2年ぶり全豪Vへ! フィセッテコーチ「また一歩前進した」

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その活躍を要因となっているのが、メンタル面での成長だ。試合中では、ポジティブな姿勢を保とうと、自らを鼓舞する場面も見られる大坂。準々決勝のガルビネ・ムグルザ(スペイン)戦では、ラケットを投げてしまうシーンもあったが、直後には気持ちを切り替え、ゲームを立て直している。フィセッテ氏は、「良いプレーをするための基本はいい態度をすること。ただ、ネガティブになってはいけないということではない。フラストレーションがたまるのは人間として普通のこと。だが、すぐにリセットするのはとても重要なことなんだ」とした。

大坂自身も「私が一番誇りに思うことはメンタル的に強くなったこと。昔は浮き沈みが激しく、自分を疑うこともあった」と、今まで弱点だったメンタル面がプレーに良い影響を与えていると自負。「チームのみんなに心を開き、コートに行く前にウィム(フィセッテ)と話すの。一人で抱え込むのではなく、緊張していることを表現してきた」と、その秘訣を明かした。

決勝の相手は、第22シードのジェニファー・ブレイディ(アメリカ)。昨年のUSオープン準決勝以来の対戦となり、その時は7-6(1)、3-6、6-3とフルセットの末に勝利している。チーム一丸となって戦う2度目の全豪オープン決勝。勝利の女神は大坂に微笑むのか注目だ。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma