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2021.02.27

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元世界6位のシモンが精神衛生上の問題からツアーからの休養を発表

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引退ではなく士気が戻るまでの休養とシモン

元世界ランキング6位のジル・シモン(フランス)が2月26日、自身のツイッターで「精神衛生上の問題」によりツアーを一時的に休むことを発表した。

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2009年にはキャリアハイとなる世界ランキング6位を記録したシモン。2006年1月に初めてトップ100入りを果たしてから、一度も100位以下に落ちることなく、常にトップで戦い続けてきたベテラン選手だ。

だが、2018年9月にフランスで開催された「モゼール・オープン」での優勝を最後に、タイトルからは遠ざかっており、今年の全豪オープンでは、1回戦でステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦。1-6、2-6、1-6と4ゲームしか奪うことができず敗れていた。

さらに、現在では大会が行われるようになったものの、いまだ新型コロナウイルスへの感染拡大防止策が求められている。そうした状況からシモンは「このような状況の中で旅をしたり、プレーすることに対して、自分の心が折れてしまった。残念ながら、精神的に自分を維持するために休みを取らなければいけない」とツアーから離れることを宣言。

だが、引退するというわけではなく、「僕の士気が早く戻ることを願っている。ファンのみんな、いつもサポートありがとう。また、すぐに会いましょう」とも綴り、再びモチベーションが上がれば復帰するとしている。

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写真=山岡邦彦 Photos by Kunihiko Yamaoka