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2021.03.07

テクニック

肘外側の痛み、テニス肘(上腕骨外側上顆炎)の傾向と対策(後編)[リバイバル記事]

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※写真はイメージです

テニス肘で悩む人は、数多い。その原因はどこにあるのか? 防ぐことはできるのか? 柔道整復師にして、アスレチックトレーナーの資格を持つ圡方伴紀(整骨院らくらく堂院長)さんに伺ってみた。テニス肘について知る、その後編をお届けしよう。

※解説/圡方伴紀:アスレチックトレーナー、柔道整復師、整骨院らくらく堂院長(http://www.rakurakudo.info/)
※『テニスクラシッbreak』2017年4月号に掲載したものを再編集した記事になります


【関連記事】テニス肘『傾向と対策』(前編)[リバイバル記事]


重要なのは筋肉の柔軟性
『筋膜の可動域』を大きくしたい

テニス肘の炎症が、“テニス肘”の正体であることは前回お伝えしました。それを防ぐために、重要なのが、筋肉の柔軟性です。

筋肉や骨・臓器は“筋膜”によって包まれています。柔軟性がなくなった状態は、その筋膜が硬くなると可動域が狭くなった状態のことを言います。筋肉が硬くなると、体の負担が増えて故障の可能性が増してしまうのです。筋膜は、ストレッチをすることによって、可動域を広げていくことができます。

ストレッチは、硬くなった筋肉・筋膜に柔軟性を持たせるために行うものですが、プラスαの効果があります。筋肉は、伸縮する中で力が発揮されます。筋肉が硬いと100%伸びなくなりますし、縮む率も小さくなってしまいます。そうなると、本来持っている筋肉以下の力しか出ないということです。筋肉トレーニングも大事ではありますが、ストレッチをすれば、本来の出力をしっかり出しやすくなるので、現状よりパフォーマンスがアップする可能性があるのです。



筋膜が柔らかければ、柔軟性あるプレーもできる 

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