close

2021.03.19

選手情報

快進撃を続けるハリス。ワウリンカ、ティエム、錦織に勝利し“自信を得ている”と発言

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

また一人、ツアーに
現れた若き才能ハリス

「ドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権」準々決勝、錦織圭(日清食品)と対戦し、6-1、3-6、6-3で勝利したロイド・ハリス(南アフリカ/世界ランク81位)。

【動画】ハリス 今大会のマッチハイライト


速さの200km/h超、キレの170km/h程度と緩急を使ったファーストサーブ、パワフルなストロークに193cmながら機敏さも持ち合わせている。そんな器用さ、身体能力の高さは、「15、16歳までに並行してプレーしていた」というラグビーやクリケット、陸上競技、水泳といったスポーツで得たものなのかもしれない。

錦織も「逆にサーブが来ることが多くて、なかなか読みづらいサーブでしたね。むちゃくちゃ速いというわけではないんですけど、今日はコーナーに入ってきていたので、しょうがないと言えばしょうがない。最後は彼が良かったですね」とそのプレーを称えている。

今大会では2回戦で、第1シードのドミニク・ティエム(オーストリア)を相手に番狂わせを起こし、今度は錦織にも勝利。さらに前週のドーハ大会では、“私のアイドル”と語るスタン・ワウリンカ(スイス)に勝利しているのだから、今、正に勢いに乗っている状態である。

準決勝は、第3シードのデニス・シャポバロフ(カナダ/同12位)との対戦となる。
昨夜の試合後、ハリスは「私は、今、経験を積んでいるところ。(今日の試合は)自分のホームコートでプレーしているようだった。本当に楽しめたし、ブレークポイントでいいプレーができた。ツアーで過ごしてきて、今、私は自信を得ている。ただ、デニスは、ファンタスティックでダイナミックなプレーをする。だからタフな挑戦になるね」とコメント。相手は強敵ではあるが、自信を覗かせる発言をしている。

これまでATPツアーでは過去2度、ベスト4進出を果たしおり、最高成績は準優勝 (2020年ATP250アデレード大会)。果たして南アフリカの24歳、ハリスはさらに上の結果を出せるか。まずは今晩のシャポバロフ戦に注目したい。



無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録