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2021.04.17

選手情報

白石光(早稲田大学)がやっている好調を維持する方法〈学生No.1テニスプレーヤーインタビュー〉

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「あんなに打ち込まれたのは
人生で初めて」

そんな好調の白石が「圧倒された」と明かしたのが、先日のJPTT準決勝で対戦した三菱電機・高橋悠介だ。その試合、高橋のミスのない強打の連続に白石は防戦一方となり、3-6で敗れた。

「高橋選手のプレーはこれまで対戦してきた相手とは全然違って、“ここでは強打してこないだろう”という場面でも強打してきた。自分たちだったら、相手を追い込んでから打ち込もうと思うけど、その一つ前の段階で打ってくる。惑わされるし、自分からもっといいボールを打たなければ、という思いが強くなっていきました。ボールの速さも深さも、すべてワンランクも、ツーランクも上だったと実感。あんなに打ち込まれることは人生で初めてです。試合は惜しいゲームもありましたが、高橋選手ぐらいのレベルとはまだ差があると感じました」(白石)

しかし、落ち込んだりはしていないという。「もっといい球を打てるようにならなければいけない、と思っています。今回はそこに気がつけてよかった」と前向きな姿勢を見せており、「守り主体の自分のテニスを壊したくはありません。僕はフットワークや体力に自信があるので、とにかく走って相手を疲れさせて崩すこと。もっと守りのレベルを上げていきたいです」と自分のテニスにさらに磨きをかけたいと決意を新たにしていた。



JPTTではコートを縦横無尽に走り驚異的な粘りを見せた白石


インカレ2連覇が目標

今後の目標については、「インカレ2連覇です。今年はインカレに出ない予定でしたが、8月に予定されていたユニバーシアード(世界ユニバーシティー大会)がなくなったので(※新型コロナウイルスの影響で開催延期が決定)、ワイルドカード(主催者推薦)で出ることになりました。学生の大会はプレッシャーがかかりますし、学生のレベルも上がっているので僕が負ける可能性も当然ある。難しいとは思いますが、インカレで負けるのは嫌なので優勝を目指します。また、国際大会などにもチャレンジしたり、全日本選手権でベスト4やベスト8を狙いたいです」とのこと。
今年のインカレではどのようなプレーを見せてくれるのか。さらなる高みを目指す白石の今後の活躍が楽しみである。



〈白石光選手使用ギア〉
ラケット  プリンス PHANTOM 100
ストリング [縦]プリンス TOUR XP 16 [横]プリンス LIGHTNING XP 16
シューズ  アシックス
ウエア   アシックス

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写真=松村健人(NBP) Photos by Takehito Matsumura